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オーナーズクラブ

2006年6月30日 (金)

第13回(最終回):6輪生活の愉しみ

後輪駆動の2シーターに拘って... by 岩館耕一

968hbtrim_1 最終回は番外編です。クルマ好きにあっては、同時に自転車も愛でる、という向きが少なからず見受けられます。わたくしの自転車趣味も運転免許を取得する遥か以前からのもので、 実は免許を取ってクルマを持つ様になったら是非とも実現させたかった、「悲願」とも申すべき夢を温めていました。

昔まだまだサイクリングがメジャーな趣味として認知されてはいなかった頃、赤坂の自転車振興会にて自転車ロードレースの世界最高峰、“ツール・ド・フランス”の記録映画上映会が催されました。そこで初めて目にする、プジョー504やシトロエンのブレーク、アルファロメオ・セイ等、ボディサイドへスポンサー名がハデに横書きされた各チームのサポートカーの、動く映像。それらのルーフキャリアへ、倒立させた状態で前後互い違いに積まれた数台のロードレーサーの、どハデなアピアランス、それは目に沁みました。あのアデ姿に憧れ、マイカー手に入れた日には必ずやアレをヤルぞ!と目論んでおりましたですよ。

時は流れて、くたびれた中古ながら初めてのマイカーのキーを手にする日も訪れ。愈々「アレをヤル」にあたり、ルーフキャリアはやっぱり“ツール”のサポートカーと「おソロ」だよな、と用品店を物色しておったのですが、そんな折り。クルマには目利きの知人が「このクルマ、一度ひっくり返って屋根潰しているね。」...なんてこったい!エアコンのブロア“強”にすると吹出し口から強化ガラスの破片が出てくるとは思っていたが...! (その時点で気付くぜ普通)ルーフ強度の不安により「夢」は一挙に「夢のまた夢」へと遠ざかりました。

そうこうしておるうちに、研修で地方の仮住まいと東京とを往復する生活になりまして。毎回の移動にはもう1台の愛車、イタリー製ロードレーサーもお供させる様になりました。屋根積みは諦めたのでホィールを抜いて後部座席に収めての積載でしたが、これが誠に具合好い収まりよう。幾らカッコいいアピアランスでも運転している自分にゃ見えないや、とここでもアウフヘーベン。そうなると“愛車”を駐車中の盗難や雨天走行、高速道長時間走行による汚れからプロテクトするのにはコッチの方がいいや、となってきます。若き日の、ヒリつく様なあの憧れどこへやら。

その後、代が替わるごとに、マイカー車内への積載方法工夫しながら按配良く車載してきたのですが。先代車に限り、ロードレーサーはバラバラに分解しても積込み様が無いほど積載スペースがありません。トランクに至ってはホィール1本収まりませんでした。前後方向の寸法がホィール径を下回っています。そのクルマ導入にあたっては、それまでとは使い方の優先順位を変えたので、それも承服の上での事ではありましたが。

それでもやはり、クルマで出掛けた先にてアシを自転車に代えて動き回りたい機会は少なからずあります。普段乗りの、車輪径14インチの折畳みミニサイクル、トランク収納試みましたが僅差で入りきらない。ここで久しく封印していた“趣味自転車すきすきモード”再起動して、折り畳み姿が超コンパクトになる次号機サーチを開始しました。結果。

ピンポイントでヒットしたのが写真の、これ。HANDYBIKE:独 IKO社がデザインしてTAIWAN製造、本邦ではブリジストンサイクルが独占販売してました。購入検討の時点では既にモデルチェンジしており、在庫整理だったのか、オプションのキャリーバッグ付で定価の半額ほどだったのが衝動買いを後押ししました。

アルミフレームで軽量、折り畳みには工具不要で1分と掛かりません。通常この手の「色物サイクル」に見受けられる、細部の仕上げのアバウトさ が無く、可動部のジョイント、精密な折り畳み機構など、ことのほか手の掛かった各部の造形がウルサガタをも納得させるフィニッシュ。タイヤは6インチで、ゴム無垢ではなく、ちゃんと空気入り。専用に無垢アルミから削り出されたハブ一体のホィールが白眉です。鉄製のフロントフォークだけがアンバランスにチープかな。

で。乗ってみました。諸兄のご賢察にたがわず、歩くよりは僅かに速く、歩くより遥かに疲れます。モデルチェンジではブリジストンがこれを元に車輪を8インチへインチアップした上、各部の見直しがなされた自社製造品にスイッチした様ですが、ここでその理由が判った次第。HANDYBIKE 6インチ、「使えねぇ自転車」でしたが、面白いから、許す。

その後購入金額を上回る資金を投入して改造施し、幾らか乗りアジ民主的になりました。

不思議な事にこれ導入後、一度も車載してみる事無く車両を968へ入れ替えてしまいます。なんだかこんなのばっかしね。後日、知人の乗る先代同型車で初めてトランク収納試させて貰いました。笑うほど楽勝。あの、何も入らなかったトランクに。改めて、これがこの自転車の存在価値の総てに思われました。実存主義哲学的ではあります。

再三ご案内してきました通り、968のラッゲージスペースは十分以上のもの。ロードレーサーもホィール抜いただけで楽勝です。HANDYBIKEになると畳まずにも収まってしまいます。梅雨が明けたらまた、うつけた6輪生活に明け暮れたいですね。ご通読感謝します。佳きカーライフを。

text by 岩館耕一 | 2006.06.30 | [ 後輪駆動の2シーターに拘って... ] | 固定リンク | コメント (24) | トラックバック (0)

第13回(最終回):真っ赤なボディにホワイトトップ!

新しいパートナー選びは慎重に! by 神野まりあ

Mini やったー!

ようやく登場!! 私の新しいパートナー「MINI ONE」です。

すでに皆様もご存知ですよねぇ...

まだ、登録が終わっていないので...ナンバーは着いておりません。なので、まだ乗って帰れなかったりして。

先日、あっちこっちのディーラーや中古車屋さんを巡っている時に、お邪魔したお店。

色とりどりの「MINI」が駐車場に並んでいました。

お店の中にはオシャレなMINIのグッズもいっぱい。ミニカーやボールペン、ポロシャツにキャップとかわいいアイテムがたぁ~くさん。思わず「グラッ...」と来ちゃいました。

ボディカラーもいっぱいあって、ルーフの色も変えればその組み合わせは信じられないほど...オシャレな限定車も薦められましたが、ポスターやミニカーのボディカラーで気になる組み合わせがあったりして。(お店に入ったときから気になっていました!)

なので「真っ赤なボディ&ホワイトトップ」に迷わず決定しちゃったのです。
グレード別の試乗もさせていただいて、極めて私向きだった「MINI ONE」をチョイス。

小柄なボディにキビキビ走る頼れそうな相棒が誕生いたしました!

思えば...気の会う相棒だったルーテシアともいよいよお別れ。(といっても、妹が専有で乗るだけなのでいつも近くにいるんですけどね!)

妹に「MINI買っちゃったぁ~」って報告したら、ものすごく喜んでくれた後に、なにやら不適な笑いを浮かべていました。(もしや...私のパートナーを横取り??ヤダヤダ!)

でも、せっかくなので...最初のドライブは妹と一緒に海までお出かけに決定です!

text by 神野まりあ | 2006.06.30 | [ 新しいパートナー選びは慎重に! ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年6月23日 (金)

第12回:たまにはドライブの事でも話そうか

後輪駆動の2シーターに拘って... by 岩館耕一

当連載も大詰めを迎えましたが、納車前後のいきさつから修理/部品交換の話題ばかりでスポーツカーの本懐、走行に纏わるお話は出てきませんでした。今回はその辺を。

水冷4発FRポルシェで集まって富士スピードウェイの本コースを走ろうじゃないか、とお誘いを受けたのが去年の夏の終わりでした。本コースを走ると言っても走行会とかではありません、ペースカーの先導にて1列縦隊で1周4.5kmの本コースを2周する、「体験走行」という、同サーキットの常設企画です。ヘルメット着用不要。

通常は不特定の参加車で混走になるらしいのですが、この催しを企画してくれた主催者が30台、と参加台数を決めて予約しておいてくれたので、ポルシェだけでひと枠設けて貰えました。水冷直4の“924”“944”“968”に加え、水冷V8の“928”、空冷ボクサー6の“911”も併せての参加です。

サーキット体験走行というと、過去につくばの2000と、この富士の本コースにてノーヘル、定員乗車OKでコースを周回する「ファミリー走行」をスタンドから見物した事がありますが、その時目にしたのは大勢連なって40km/h位、呑気な遊覧走行でした。今回もあの、スタンドで見物している方が照れ臭くなる様な、のどかな走行に終始するものと思い、走り出したら「3速入れっぱ」にて、左手ハンドル、右手でムービーモードにしたデジカメ構えてとろ~っと2周する積りでおったのでありましたが。

いざ走り出すといきなり先行車との間隔がえらい開きようです。デジカメ助手席に放り出して2速シフトダウン。完全なお気楽モードでいたので心の準備が全くできていません。コースの印象がどう、車の挙動がどうと把握する状態にないまま周回を終えてしまう「おぽんち」でした。ご馳走を、味わう余裕も無くあわてて掻き込んだ後の様。

あとで聞いた話によると、ペースカーが、車が車なので、と「特別サービス」してくれたらしいです。今回も出ると負けでした。これでは「ポルシェの本懐、走りの話」ができてないではないかっ!

コースを退場してから場内大パーキングに場所を移し、参加者同士で自己紹介とか始まったのですが、入れ替わりコースインしたGT選手権の出走車の練習走行だかが始まって、これがすんごい轟音。誰が何喋ってるんだか判りゃしない。

この後パドック見学のスケジュールだったのですが、わたくしは都合で中座、独り帰路に就きます。帰り道は高速を使わず、山中湖を回り“道志みち”のワインディングにてささやかに先般のストレス発散。道志みち、週末だというのに遅い先行車に阻まれる事もなく好いペース維持でき、気分宜しい。

先代車はライトウェイトのFRで素性のいい車だったのですが、自分でヘンにいじくり過ぎてしまったせいかバランスの崩れを起こし、危なっかしいハンドリングが自分の様なへたれには押え付けきれませんでした。自分とは親子ほども歳の離れた若い「足回りの先生」がいて、致命的な欠陥を指摘して貰ったお陰で著しい改善を施し、ウェルバランスを得るまでに仕上げましたのですが。その直後、現968へと入れ替える事になります。

この968はオーバー10年落ちながら高水準でバランスしたノーマルの良さがまだ残されており、オン・ザ・レールを地で行く素直なハンドリングに、俄かに腕が上がったのではあるまいか、と一瞬勘違いクンになりそう。

気が大きくなり始めた処で、路面には真っ直ぐ伸びてコーナー外側の谷底へ消える2本のブラックマーク。このドライバー君にもなにか勘違いがあったんだろうか。鶴亀鶴亀。Vol12

text by 岩館耕一 | 2006.06.23 | [ 後輪駆動の2シーターに拘って... ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年6月20日 (火)

第12回:常に印鑑を携帯!活躍するのか?

新しいパートナー選びは慎重に! by 神野まりあ

梅雨に入って、お出かけには必ずルーテシアが出動する毎日の生活。とはいっても、私の話でなく...妹の話。なので、自分が出かけようと思っても予定の変更を余儀なくされることもしばしば。

やはり、そろそろ妹のルーテシアに頼る日々を卒業し...私自身が独立しなくてはならないようです。

いろんな意味で緊張感の高まる中、お友達に連れられてクルマのディーラー巡りをしてみたりしました。
日曜日の午後、いくつものお店に立ち寄って...集まるカタログとお土産の数々。どこへ行ってもアイスコーヒーで喉を潤せたりします。(さすが、とってもサービスいいです)
新車ディーラーだけでなく、お友達がインターネットで探してきてくれた選り抜きの中古車屋さんも幾つか見ながら、

実は、バックの中に...いつでも契約できるよう、密かに印鑑を携帯。準備良すぎでしようか?

半日、信じられないくらいのクルマに触れることとなりました。

大きなお買い物をするというのは、楽しいような、それでいて切ないような...
ハッピーな気持ちが、段々ブルーな感じに変化してきていました。

そんな時、一台のクルマに運命を感じちゃいました。

展示車両を見せていただいて、カタログでカラーバリエーションを検討...もう誰にも止められません。試乗車もあるというので、早速お店の周りを一回り。

ワクワク感に完全に満たされた瞬間でした。

オプションとか、メンテナンス契約とか、必要書類とか、いろいろあるようですがほとんど記憶になし

で、早速...持ってきていた印鑑の活躍です。

納車は、早くて来週の半ばとのこと。ご期待あれ!

text by 神野まりあ | 2006.06.20 | [ 新しいパートナー選びは慎重に! ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年6月16日 (金)

第11回:ドライバーとのインターフェース

後輪駆動の2シーターに拘って... by 岩館耕一

Vol11_500

今回は、ステアリングのお話...

968にはエアバッグ内蔵のステアリングが標準ですが、CSはその成り立ちの性格上、慣性重量で勝るエアバッグレスのスポーツステアリングが純正で装着されています。アティべ製と思われるそれは、メーカー製ロードカーの純正品とは思えぬほどグリップ径が太く、アフター品としては極太な範疇のイタルボランテ・旧フォーメルを更に凌ぐ太さです。外して並べ、比較写真を撮りました。

ポルシェの軽量仕様モデルには決って純正装着され、大変高価なレプリカ品が出回るほど人気の高い絶版ステアリングですが、今回は手持ちのお気に入りと交換を試みました。MOMOザガートデザイン、アルファロメオの限定生産車、ES30“SZ”純正のステアリングです。クリーンでプリミティブな佇まいが着ける車を選びません。これも稀少品で、新品の状態にて入手叶ったのはラッキーでした。

純正のアティべは専用ボスに取り付いており、別途に車種別ボスが必要でしたが、これも解体車が出た折り譲って貰ってあります。ホーンボタンが欠品だったのでクレスト(ポルシェのエンブレムの事を、同車乗りは特にこう呼ぶのだそうです)付のボタンを、用品店などを回って探しましたが、見つかりません。訊くと、今では車種別のマークのボタンはボスに付属させてあり、単品では出荷していないらしいのです。MOMOザガートに付属していたアルファのボタンでは、ちょっとね...。

国道沿いにMOMOハンドルの専門店、という不思議なお店があって、1個限りのクレストボタン展示品を頒けて貰う事ができました。

お次はシフトノブ。シフト周りをバラすと他ではあまり見ない造りになってました。良く見かけるものはシフトロッドが丸い断面形状で先端にネジが切ってあり、差込み穴に雌ネジが切られたシフトノブを捻じ込む様になってますが、968ではシフトロッドは厚みのある板状で、シフトノブを真っ直ぐ差込み、抜け防止のピンで押える構造になっています。

シフトブーツも珍しい造りです。ブーツの革がそのまま立ち上がってシフトノブまでを一体でくるみ込んでいます。車齢を重ねている車なので、この革の、シフトノブトップの部分が大抵擦り切れて穴が開いています。うちの968も銀面がボロボロにささくれ立っていました。期待したドナー車も、それ以上にぼろぼろ。

デフをオーバーホールして貰ったお店に、これのUSメイドレプリカ品がありました。展示見本以外は欠品入荷待ちとの事で入荷を待って購入。国産車用社外品の2、3倍の値段ですが純正品取寄せると、5万円くらいするんだとか。いやはや。交換は自分で。まあまあ綺麗に仕上がりました。

取外したステアリングは擦れなどが見当たらず好い状態なのですが、先代までのオーナーの汗と手垢をたっぷり吸って、てかてかしてます。旧車レストア関連書籍の記事で、その方面では有名になった天然成分の汎用洗剤を用いて丸洗いすることにしました。洗い出してみると、シート張り地の時と同様の汚れ具合です。

洗い上がるとテカりが落ちて艶が落着き、さっぱりしました。洗う前は黒いエナメル引きの紐に見えていた、円周の内側に丁寧に施された太い番手のステッチ。汚れが落ちると綾に編まれた白っぽい糸だった事が判明いたしました

text by 岩館耕一 | 2006.06.16 | [ 後輪駆動の2シーターに拘って... ] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)

2006年6月13日 (火)

第11回:どんな悪路でもガンガン行ける?4WDの優越感はアリかも?

新しいパートナー選びは慎重に! by 神野まりあ

Cherokee_1 またまた今週も雨の日が続いてますね... ちょっとオシャレしてお出かけしようと思っても、足元が濡れちゃうからブルーになっちゃいます。

もちろん、ルーテシアは大活躍なのですが...最近は妹が乗って出かけちゃうことが多くなって、そろそろ次のパートナー候補を絞り込まなきゃいけないんですかねぇ...。なんか寂しい感じ。

そんなある日、お友達と食事に出かけたら、お友達の彼氏が背の高い4WDに乗ってきてました。早速お願いして、図々しく運転させていただいちゃいました。

ちょっとワイルドな印象のそのクルマは「JEEP チェロキー レネゲード」。大きなタイヤとワイドなボディ。ドッシリとしていて安定感のある、どんな悪路もヘッチャラな感じです。

運転席に座ってみると...視線が高くて見晴らしがいい、なんとなく優越感に浸ってみたりして。インテリアはもっとゴツゴツしているのかと思ったら、ノブやエアコンダクトも円くて、ベージュの明るい色を使ってて、以外にもソフトな感じ。 ムムムッ...とっても好印象なのです。

ハンドルの中央には「Jeep」のロゴが入ってて、運転しながらなんとなくマッチョになった気になってたりして。(全然関係ないけど...勝手な思い込みです)

さすがに、泥んこ道は運転しませんでしたが、雪道や泥んこ道でも結構行けちゃうらしいです。駐車場のタイヤ止めは...全然問題なく乗り越えてました。(うぅむ、なんとなく羨ましい...)

大人が5人乗ってても、ラゲッジルームは広いので荷物もいっぱい載せられるし。どこをとっても、かなりの高得点です!

小回りの利くコンパクトカーばかりをターゲットに考えていましたが...いろんなクルマを見て、改めて考えてたら、ちょっと考え直そうかと思ってきました。

次回は...いよいよ真剣にパートナーを選抜です!

text by 神野まりあ | 2006.06.13 | [ 新しいパートナー選びは慎重に! ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年6月 9日 (金)

第10回:樹脂部品の弱さ

後輪駆動の2シーターに拘って... by 岩館耕一

Vol10 運転中、目の前のサンバイザーがいきなり下がってきました。クリップの咥えが甘かったのかと思い、手探りでクリップに戻そうとしましたが、空振り。指先で探るとフックが無くなってます。赤信号でその部分に目を遣ると、取付け台座とフックとが一体で成型されている、樹脂製のクリップ、フックの付け根部分から折れて脱落していました。

取り敢えずサンバイザーはサイド窓側に回し、足許に落ちていたフック部分の破片を拾い上げて帰宅。作業台の上で色々検証してみます。虫眼鏡で覗くと折れ目の周辺を中心に細かいクラックが無数に走っています。指でつまんで強く揉んだだけで粉々に砕けてしまいました。良く今までもっていたものです。

924から968に至る歴代のモデルが抱える持病のひとつに樹脂部品の弱さがあります。ダッシュボードの上面、デフロスターの吹出し穴周辺から表面に亀裂が生じる、いわゆる「ダッシュ割れ」はオーナーを悩ませていますがそれのみならず樹脂の弱さは全般に言える様です。ちょっと前のメルセデスのドア内張りも、窓ガラスとの際の処から表皮が萎縮して、その下の黄色いスポンジが露出しているのを見掛けます。高温多湿の日本の気候は欧州製の樹脂部品には厳しいのでしょうか。日本車は10年落ちの内装材でもこんな風になった事がありません。

埼玉にある欧州車専門の解体パーツ取扱い業者が雑誌に打っている広告の、ストックリストの中にポルシェ944があるのを目にとめ、場所を知っているという若い衆に付き合って貰い訪ねてみる事にしました。944はモデル途中から968と内装に共通なパーツが多いのです。

店に到着して作業中のスタッフさんに尋ねると、広告内容の更新が遅れ、944は部品取り車ごと既に無いとのこと。気を取り直して、ならばVWとかアウディとか、ポルシェとの繋がりを持つメーカーの車両に共通部品とか互換性のあるものが無いか訊ね直してみると、リフトアップしてある、側面の潰れたゴルフとか、置き場の奥の方に鏡餅積みにされている、その一番上の旧ジェッタなどによじ登って探してくれました。結局はいずれも取付け方法が異なる為流用不可と判明。お礼を述べて辞そうとしたらそのスタッフさん、振り向いて工場横に停められたBMW525iを指差し「あれのクリップも見てみますよ」と申し出て下さいました。

その525iは他の部品取り車の様なクラッシュの痕跡も無く、綺麗なボディでした。機関のブローとかで不動車になったものなのでしょうか。早速車内から取外して見せてくれました。取付けは968のものと同様にビス2本で固定する形状でしたが、ネジ穴間寸法が若干異なりました。片方のネジ留めただけでも問題無さそうだったのでわけて貰う事に。代金を訊ねると、いいですよ差上げますとの由。作業中の手を止め、高い所にまでよじ登ったりして戴いていたので恐縮至極でした。

戴いたクリップパーツはドナー車の室内色と共色のライトグレーで968の黒内装には不似合いでしたが、ご好意を無にしたくなかったのと、実用上なんら問題無かったので暫らくの間は使わせて貰ってました。

後日、軽トラックに側突されて廃車する事となった944ターボ、解体ミーティングに供するとのお誘いがあり、件のクリップ目当てでその末席に加えて貰う事にしました。所望の段、オーナー氏に申し出るとやっぱり砕けちゃいましたか、これも両方駄目になって事故の寸前新品に交換したばかりだったんですよ、とのご返答。ああ、何とも運がよろしい。以前紹介した、スペアのグローブボックスの蓋も、この折りゲットした物でした。

text by 岩館耕一 | 2006.06.09 | [ 後輪駆動の2シーターに拘って... ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年6月 6日 (火)

第10回:ソフトクリーム食べてたらスーパーカーに遭遇

新しいパートナー選びは慎重に! by 神野まりあ

もうそろそろ入梅? 携帯の傘を持ち歩いていないと不安な天気の日が続いてます。

クルマでのお出かけも傘の備えは怠りません。「雷注意報!」なんてテレビの天気予報で耳にしちゃうと、外出するのも気が乗りませんが...土砂降りに会わないことを祈りながらのお出かけ準備です。

今週は、チョッとだけ箱根を超えて遠出してきました。せっかくなので、遠出ついでに温泉にでも入ってきたかったところですが叶わず...箱根のドライブだけ楽しんできました。

久しぶりの「東名高速」、渋滞も無くて気持ちよくドライブ。途中、パーキングで思わずソフトクリーム食べちゃいました。(これって、高速パーキングでの休憩の際の定番?)
パーキングには、観光バスが次々に到着。東京からなのでしょうか?どうやら、箱根や富士山の方へハイキングに行くツアーのバスだったようです。あっという間に休憩スペースは人でいっぱい...。のんびりもできなくなっちゃったので、駐車場へ戻ることに。

クルマへ戻ると...どこかでイベントでもあるのでしょうか??周りには素敵なスポーツカーがいっぱい。

フェラーリやポルシェもあったんですが...その中でも、特に心引かれたのは「DOOGE VIPER」。興味津々で見学させていただいちゃいました。

ボリュームたっぷりの存在感あるボディに、幅広のワイドタイヤにビックリ。(ルーテシアが小さく見えます...)

エンジン音もワクワクしてくる独特のサウンド。(普段はあんまり聞いたことないです、この音色)聞く人が聞けば、このサウンドだけでエンジンの形式が判っちゃうみたいで、とってもマニアな世界のようです。

カリフォルニアのドライな空気とサンキストな青い空が似合いそうな、欧州車とはまたちょっと違ったアメリカンテイストなスーパーカーに独特の魅力を感じました。

個人的にはパートナー候補に、と思ってもお買い物に行くのは苦労しそうなので...やっぱりもっと現実的な方向でいよいよ本気の次期パートナー候補探しに専念することにします。

text by 神野まりあ | 2006.06.06 | [ 新しいパートナー選びは慎重に! ] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック (1)

2006年6月 2日 (金)

第9回:シート表皮交換

後輪駆動の2シーターに拘って... by 岩館耕一

Seats 968CSのバケットシートの表皮生地は、ざっくりと編まれたファブリックです。風合いの大変よろしい素材なのですが、長年の汚れを手入れされた形跡も無く、タバコによる焼け焦げの修復跡が散見されます。

タイヤ代捻出の為、2脚放出したバケットシートの「コレクション」、残しておいたのは偶々手に入った、ポルシェ純正ツートンのレザー張りです。この張り地を968のシートシェルへ移し替える事にしました。シェルの大きさは共に相似形ですが、ポルシェ純正のシートシェルは車体色と共色に塗られています。もともと装着されていた車両はソリッドの黄色だったらしく、シェルも真っ黄色。シェルごと「素どっかえ」をせずに張り替えた理由です。

968のシートをスライドレールから外し車内より引き出して張り地を交換。作業自体は結構手間なものの、無事張替えを終えました。

外したファブリックのシート地は洗濯する事に。12年、76000キロの汚れは半端無く、3度洗いしても尚洗剤液が墨汁の様に黒くなりました。5度洗いしてようやっとさっぱりした感じです。以前国産のシート地を外して洗濯した折りには、僅か一度洗いだったのですが、著しく縮んだ上生地がよじれてシートへ戻せなくなった体験をしました。ポルシェ生地は5度洗いしても生地自体の痛みは全く見られませんでした。さすがです。

洗ったシート地は乾いた処で素のシェルに張り戻し、キャスターを着けてお座敷バケットに供する事にしました。シートを社外のものに交換した際には毎度純正シートに施している恒例作業です。黄色いバックシェルは安普請な昭和建築の我が居室にあっては浮いてしまう為、後にウレタンスプレーで黒く塗り直しました。その折り座面の高さとトルソ角も見直し、只今来客用の腰掛けとして活用してます。

text by 岩館耕一 | 2006.06.02 | [ 後輪駆動の2シーターに拘って... ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年5月30日 (火)

第9回:サーキットってどんなとこ?

新しいパートナー選びは慎重に! by 神野まりあ

今週は、チョッと忙しくて...全然ドライブできませんでした。こんな週は珍しいんですけどね。

クルマといえば...夜中にテレビで放映されていた「F1」の番組を見て、信じられないほどのスピードでサーキットを走り抜けるドライバーのテクニックに圧倒されたりして。(ウーン、どんな神経しているんだろう?)

モーターショーの会場で飾ってあった「F1」のマシンを見たことあるけど、車高は低いし、運転席はコンパクトで窮屈そうだし、猛スピードでサーキットを走行するのは、きっと命がけなんでしょうね。

サーキットではカッコいいレーシングスーツを着こなしてますね!ちょっと憧れちゃいます。

女性でもレーシングスーツ着て、素敵なレーシングカーに乗って颯爽とドライブ。とはいっても、やっぱりすごいスピードでサーキットを走行するのかと思うと...怖い気もしますが。 意外とハマったりして...それはそれで怖いかも?

さすがに「F1」に乗ってみたくても...一人乗りなので、誰かの助手席ってわけにもいかないので、無理かな? バラエティ番組でタレントさん達がゴーカートでレースしてたのを見たことがあるけど、あれぐらいなら自分でも乗れそうかなぁ... タイヤも小さくて小回りききそうだし。ちょっと乗ってみたい気がします。

でも、やっぱり専用のサーキットに行かないと乗れないんですよね? サーキットって、近くにあるのかな? 「富士スピードウェイ」とか「つくばサーキット」とかに行かないと乗れないのかな??

興味わいてきちゃったので、調べて見ようと思います。近くにゴーカート乗れるサーキットがあったら...すぐにでも行っちゃうかも?

PS:
パートナー探しは...チョッとお休み。

text by 神野まりあ | 2006.05.30 | [ 新しいパートナー選びは慎重に! ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)




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