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ラリー 情報 ニュース

ラリー ニュース 情報

2009年10月29日 (木)

2009全日本ラリー選手権第8戦 M.C.S.C.ハイランドマスターズ

全日本ラリー選手権 by Car@nifty編集部

Katsuta勝田範彦インプレッサがターマック5勝目

10月16~18日 岐阜県高山市
スペシャルステージ本数:12本
スペシャルステージ総距離:73.410km
ラリー総距離:2デイ約360km
SS路面:オールターマック
SS路面状況:ウェット、一部ドライ

 ハイランドマスターズといえば、素晴らしい紅葉が名物の一つになっているが、一昨年は暖冬のため色づきが遅れ、去年はラリージャパンへの配慮により10月の第1週に開催された。全日本ラリーが紅葉と時を同じくして行われるのは3年ぶりだ。

 金曜日のレッキは錦秋を愛でるに最適な好天に恵まれたが、一夜明けると空は曇り。午後に一時雨が降るという天気予報にも関わらず、朝から雨粒が落ちてきた。ラリーのスタートは午前11時。この後の天気の推移によっては、各チームのタイヤチョイスが勝負のカギを握ることになりそうだ。

 3年連続総合チャンピオンをめざす勝田範彦インプレッサと、3年ぶりチャンピオン奪還を狙う奴田原文雄ランサーの戦いは、ポイント上では奴田原がかなり有利とはいえ、実質的にはどちらにとっても条件はほとんど五分五分ともいえる。そんな厳しい状況の中、今回もターマックキング勝田範彦がその名にたがわずSS1を制した。

 SS1と同じ林道をリピートするSS2は、勝田と同くダンロップユーザーの石田正史が0.3秒差でベストラップを奪い、駐車場に作られた30秒ほどの短いコースで競うSS3、SS5は、いずれも元ジムカーナチャンピオンの古谷哲也が制したが、同じ林道の3度目となるSS4では勝田が再びベストタイムを刻み、2番計時の奴田原を5.1秒差に突き放した。セクション1の19kmのSSを終えた時点で、勝田が順当に先頭を走り、3位奴田原とは早くも14.5秒差。石田正史が勝田と7.3秒差で間に割って入っている。

 1時間のサービスを挟んでラリーカーは午後4時前にサービスパークを出発、SSが始まるのは午後5時に近く、ナイトステージに突入する。このセクション、「一時雨の後曇り」という天気予報を信じたクルーはドライ用タイヤをチョイス、天気予報よりも目の前の空を見て判断したクルーはウェット用を選んだようだ。

 しかし天気予報とはうらはらに空模様は気まぐれに変化し、SS中でも出走順によって路面が著しく異なる状況となった。冒頭のSS6では、トップ石田正史、2位勝田というのはほぼ予想できる展開だが、JN3クラスの村瀬太シビックが総合3番手タイム、曽根崇仁セリカが6番手、JN1.5クラスの青島巧が7番手タイムを記録するなど、後方出走になるほど路面が乾いていったことがうかがえる。逆にSS7では後方ほど雨が激しくなったようだ。

 しかしこのように雨が降ったりやんだりでコンディションがころころ変わる難しい状況も、勝田には本領発揮のチャンスとなったか、SS8終了時点で2位石田正史に対して25.2秒のアドバンテージを築いてデイ1を終えた。奴田原はその3.1秒差で3番手につけている。

 明けてデイ2。ラリーは舞台を高山市の南西部へ移す。高山市東部で展開したデイ1のほぼ半分が、過去何十年も使ってきた林道であったのに対し、デイ2の林道はいずれも歴史が浅く、過去1~2度しか使ったことがない。その冒頭のSS9を制したのは、デイ1で4位につけていた横尾芳則ランサーだ。しかし横尾は続くSS10でフロントをヒットしインタークーラーを破損。SS10を走りきった時点でラリーを終えることになってしまった。
 
 いっぽう奴田原はSS9で横尾に次ぐセカンドベストを刻み、石田正史を逆転して2位に浮上。続くSS10では石田正史がわずかに奴田原を上回り、SS10終了時点で1/10秒単位までまったく同タイムの2位に並んだ。だがこのデッドヒートは、SS11で石田正史がコースアウトしたことであえなく決着した。

 勝田はラリー終盤のSS10、11、12を連続ベストタイムで締めくくり、今年ターマックラリーでは土つかずの5勝目を達成。しかし奴田原が2位を手に入れたため、ポイントでは依然として奴田原がリードしており、タイトルをかけた勝負は最終戦に持ち越される。
 
 JN3クラスは村瀬太シビックがターマック全勝の5勝目をあげてクラスチャンピオンを確定した。村瀬は初のタイトル獲得となる。JN2クラスは高橋悟志が3連勝し、逆転チャンピオン奪取へ望みをつないだ。

 JN1.5クラスは、天野智之が優勝しても大井こずゑが4位に入れば大井のタイトルが決まるという状況でスタート。天野はセクション1では順当にトップを走っていたが、セクション2でタイヤ選択に失敗して遅れ、最終的にはSS10でドライブシャフト破損のためリタイア。
天野とトップ争いをすると見られた青島巧も浮き沈みが激しく、勝ちを狙わず終始淡々と走った大井こずゑが優勝し、女性初のラリードライバーチャンピオンを確定した。

JN1クラスは成立しなかった。

【全日本ラリー選手権 第8戦 総合結果】(出走29台/完走18台)
総合順位/クラス順位 ドライバー/コ・ドライバー 車名 トータルタイム
 1位/JN4-1位 勝田範彦/保井隆宏 ラック名スバルDLインプレッサ 56:41.0
 2位/JN4-2位 奴田原文雄/佐藤忠宜 ADVAN-PIAAランサー 57:14.7
 3位/JN4-3位 吉澤哲也/井手上達也 セイフティ21アドバンランサー 58:21.5
 4位/JN3-1位 村瀬太/宮部弘陽 RSTアジップDLエナペタル羽山FD2 1:00:00.7
 6位/JN4-4位 古谷哲也/横川紀仁 DL itzz.ランサー 1:00:27.5
 6位/JN4-5位 小館優貴/田中直哉
アライモータースポーツインプレッサ 1:00:38.7
 9位/JN2-1位 高橋悟志/箕作裕子 ミツバWM DLラックMgレビン 1:02:09.4
 12位/JN1.5-1位 大井こずゑ/竹下紀子 CMSC*ROSEコルト 1:03:13.7

<記事提供:JRCA>

text by Car@nifty編集部 | 2009.10.29 | [ 全日本ラリー選手権 ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2009全日本ラリー選手権第7戦 新城ラリー

全日本ラリー選手権 by Car@nifty編集部

Katsuta7勝田範彦GRBが今季4勝目

9月26~27日 愛知県新城市
スペシャルステージ本数:12本
スペシャルステージ総距離:73.50km
ラリー総距離:2デイ約300km
SS路面:オールターマック
SS路面状況:ドライ

 毎年、観客アンケートの結果を翌年の運営に反映している新城ラリー。今年も多くの観客が見守る中、土曜日の午後にラリーが始まった。

 今年、スケジュールはいくぶん短縮されたものの、競技構成は例年どおり2デイで、土曜日は4.12kmのHouraisen, 3.61kmのNonhoi Short, 8.19kmのAigo-Mainから成るループを2周し、約73kmのSSのうち約32kmを消化する。

 幸先のよいスタートを切ったのは奴田原文雄ランサーEvo.10で、1周目をすべてベストタイムであがって2番手の勝田範彦GRBに8.1秒の差をつけた。勝田は2周目に入ったSS4、SS5で連続ベストラップを奪って反撃したが、SS6はふたたび奴田原が制し、勝田を6.0秒差に退けてデイ1を終えた。

 チャンピオンを争う2台が激しいバトルを繰り広げる後方では、横尾芳則がこの日すべてのSSで2位または3位の好タイムを安定して刻み、デイ1終了時点で勝田に12.7秒差の3位につけている。横尾から約22秒離された4位には杉村哲郎、そこから約12秒遅れて福永修が5位。6位は福永から2.2秒落ちの古谷哲也だが、そのわずか0.1秒差で高山仁、その3.4秒後方に松岡孝典がつけ、前戦の久万高原ラリーとほぼ同じメンバーによる混戦の様相を呈している。
優勝争いにからむと予想された石田正史はSS1、SS2を予想外に振るわない7位、9位タイムで終えたあと早くもSS3でクラッシュし、戦線を離脱していた。

 デイ2のSS本数は前日と同じ6本ながら、距離は約42kmとやや長くなる。この日も奴田原が機先を制し、勝田、横尾がこの順に続いた。いっぽう、前日は混戦グループの最後方にいた松岡孝典と古谷哲也が発奮し、それぞれ4位と5位のタイムを記録して追い上げにかかる。しかし松岡と古谷は続くSS8のほとんど同じ場所でコースアウトし、そこでラリーを終えてしまった。

 いっぽうSS8で本領を発揮したのがターマックキング勝田だ。毎年多くのリタイア車を出し非常に難しいといわれるこの林道で、こともなげにベストタイムを記録した勝田は、この1本だけで奴田原に8.5秒の差をつけ、2.2秒差でトップに立った。タイヤチョイスがぴったり当たっ
た杉村が勝田にわずか1.8秒落ちの2番手タイムで上がり、福永との差を30秒に広げて4位の座をほぼ確実にした。

 奴田原は続くSS9, SS10でベストを奪い返すも、勝田との差をやっと0.6秒縮めたのみ。SS8と同じコースの再走となったSS11で、勝田は奴田原を約18秒差にくだしてここまでのトータルアドバンテージを19.3秒とし、4.12kmの最終SSを残して勝利をほぼ手中にした。

 最終SSは奴田原がベストを記録するも、勝田は1.2秒差の3番手で走りきり、今季4勝目をものにした。
勝田は今年出場したターマックラリー4戦をすべて優勝で飾っており、舗装路での圧倒的な強さをあらためて印象づけた形だ。

 タイトル争いに目を転じると、ポイントリーダーの奴田原が2位になったため、勝田は今回もまた差を5ポイント縮めただけ。もし残り2戦も勝田が優勝し、奴田原が2位に入ると、有効得点(7戦分)はどちらも120ポイントとなる。
残り2戦、2人の対決からますます目が離せなくなりそうだ。

 JN3クラスは村瀬太シビックが今季4勝目をあげてランキングトップに浮上した。前戦まで首位を走っていた曽根崇仁がSSスタート時刻の間違いにより10分のペナルティを受けて9位に沈んだため、ポイント争いでは村瀬が俄然有利になった。

JN2クラスは高橋悟志が連勝したが、ランキングトップの田中伸幸が2位のポイントを加算したため、田中のタイトル獲得がますます濃厚になってきた。

 JN1.5クラスは、天野智之が2位に約50秒の差をつけて快勝。ランキングトップの大井こずゑは3位に入ってポイントを加算し、チャンピオンに向けてまた一歩前進した。とはいえ、天野にもまだ可能性は残っている。

JN1クラスは西山敏が今季2勝目をあげてタイトル戦線で頭一つ抜け出した。

【全日本ラリー選手権 第7戦 総合結果】(出走45台/完走33台)
総合順位/クラス順位 ドライバー/コ・ドライバー 車名 トータルタイム
 1位/JN4-1位 勝田範彦/保井隆宏 ラック名スバルDLインプレッサ 1:01:58.9
 2位/JN4-2位 奴田原文雄/佐藤忠宜 ADVAN-PIAAランサー 1:02:17.0
 3位/JN4-3位 横尾芳則/田中直哉 POTENZA KYB WMランサー 1:02:41.5
 4位/JN4-4位 杉本哲郎/立久井和子 DL★CMSC★ITZZ★ITOランサー 1:02:59.5
 5位/JN4-5位 福永修/奥村久継
HASEPRO・CMSC・SDFランサー 1:03:35.9
 6位/JN4-6位 高山仁/河野洋志 DL☆啓介☆NNKTランサー@オサム 1:03:53.2
 7位/JN3-1位 村瀬太/宮部弘陽 RSTアジップDLエナペタル羽山FD2 1:05:30.9
 11位/JN2-1位 高橋悟志/箕作裕子 ミツバWM DLラック マジカルレビン 1:06:24.0
 20位/JN1.5-1位 天野智之/井上裕紀子 DL・MOTUL・BRIG・VITZ 1:08:50.2
 23位/JN1-1位 西山敏/多比羅二三男 el.DL.WAKO'S BRIG AA NASシティ 1:09:03.0

<記事提供:JRCA>

text by Car@nifty編集部 | 2009.10.29 | [ 全日本ラリー選手権 ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月10日 (木)

2009全日本ラリー選手権第6戦 久万高原ラリー

全日本ラリー選手権 by Car@nifty編集部

Katuta勝田範彦インプレッサが今季3勝目でランキング2位に浮上

9月5~6日 愛媛県久万高原町
スペシャルステージ本数:8本
スペシャルステージ総距離:97.92km
ラリー総距離:2デイ約210km
SS路面:オールターマック
SS路面状況:ドライ

久万高原ラリーは今年も標高1,525mの大川嶺をその舞台に選んだ。拠点となる美川 スキー場は高度およそ1,000m。3箇所のSSから構成されるコースレイアウトは極めてシンプルだが、8本のSSの総距離は100km近くにもなる。コースの高低差が大きいうえに最長約24kmのロングステージもあり、クルマにもドライバーにも厳しい戦いが待ち受ける。

 土曜日の午前中にレキを終え、ラリーは午後4時にスタート。まず小手調べに5.44kmのSS大谷を2周する。SS1は奴田原文雄、SS2は石田正史といずれもランサーエボ10が制し、デイ1を終えた時点で1位が石田正史、2位が奴田原、3位に勝田範彦GRBと、上位3人の顔ぶれは大方の予想どおりか。それに続く4位につけたのは、今年久々に全日本ラリー最大排気量クラスに復帰し、サスペンショントラブルからリタイアした第2戦以外は開幕以来すべて6位以内に入っている福永修。5位には第2戦で初めて全日本3位に入賞した松岡孝典が続く。

 いっぽう、活躍が期待されながら大きく遅れを取ったのが、横尾芳則、古谷哲也だ。開幕戦2位の横尾は、SS1でターボホースが外れてトップから1分18秒落ちの最下位タイムで早くも優勝争いから脱落。古谷はラリー開始時からターボトラブルに悩まされ、結局、SS4の
途中でリタイアすることになった。

 さてデイ2の構成は、SS3,4,5と同じコースをSS6,7,8でそれぞれリピートするもの。まず勝田がオープニングステージを制すと、次は石田正史がベストを奪い返し、石田が勝田を3.8秒差に従える形で2人が抜け出した。3位奴田原はすでに27.5秒後方に。しかし石田はSS5でスローパンクチャーからマシンコントロールを失ってリヤをヒットし、ここでリタイア。こうして1巡目を終えた時点で勝田が2位奴田原に34.7秒もの差をつけて独走体勢となった。奴田原と3位福永との差も約20秒に開いている。

 2巡目に入ると、勝田は3本のSSすべてでベストタイムを刻み、終わってみれば2位奴田原に1分の差を築いて圧勝。奴田原はSSタイムで榊、横尾、福永、松岡らに前に割って入られつつも大きく負けることはなく、3位とは約30秒の差をもって余裕の2位をゲットした。

 いっぽう3位争いは、SS7終了時点で4位松岡との差を20秒以上に広げた福永が安泰に見えたが、最終SSでブレーキが悲鳴をあげた福永を、勝田から0.9秒落ちで走りきった松岡が急追。しかし3.5秒差で辛くも福永が逃げ切った。5位には序盤の位置をキープした杉本哲郎、6位には終盤に好タイムを連発した榊が入った。

 この勝利で勝田はポイントランキング2位に浮上したが、トップの奴田原が2位になったため差は5ポイント縮まっただけ。タイトル防衛に向けて、まだまだ勝田にとっては厳しい戦いが続く。

 JN3クラスは村瀬太シビックが今季3勝目。しかし曽根崇仁が2位に入ったため、ポイントリーダーは依然として曽根で、村瀬は3.6ポイント差でそれを追う形となる。JN2クラスは高橋悟志レビンが今季2勝目をあげたが、現在ぶっちぎりでランキングトップの田中伸幸が2位のポイントを加算したため、田中のタイトル獲得が一層濃厚になってきた。今年3回目に成立したJN1クラスは明治慎太郎が初優勝。このクラスは毎回勝者が変わっているうえ、成立見込みも不透明で、シリーズの行方は混沌としている。

 JN1.5クラスは、SS3終了時点でトップ2を占めた島田雅道と天野智之がともにSS4でリタイアした後、青島巧と大井こずゑの一騎打ちに。
青島が6.7秒リードして迎えた最終SSで、大井が青島に12.5秒差をつける大逆転で勝利をものにした。大井はこれで20ポイントを加算するいっぽう、2位天野がノーポイントに終わり、3位塩谷敏は第5戦のクラッシュで活動打ち切りとなったため、大井が初チャンピオン獲得に向けて大きく一歩を踏み出すことになった。

総合順位
1位 勝田範彦(インプレッサ/ラック名スバル STi DL インプレッサ)
2位 奴田原文雄(ランサーエボリューション/ADVAN-PIAA ランサー)
3位 福永修(ランサーエボリューション/HASEPRO・CMSC・SDF ランサー)

<記事提供:JRCA>

text by Car@nifty編集部 | 2009.09.10 | [ 全日本ラリー選手権 ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月25日 (土)

2009全日本ラリー選手権第5戦 Rally Hokkaido

全日本ラリー選手権 by Car@nifty編集部

Nuta奴田原文雄ランサーが磐石の走りでグラベル3連勝

7月10~12日 北海道十勝地方
スペシャルステージ本数:18本
スペシャルステージ総距離:230.54km
ラリー総距離:2デイ約995km
SS路面:オールグラベル
SS路面状況:デイ1一部を除いてほぼ全面ドライ、デイ2ドライ

 第3戦、第4戦と続いたグラベルイベントを、いずれも他の追随を許さない速さで制覇してきた奴田原文雄の強さは、北海道でもまったくゆるがなかった。小手調べのSS1帯広とSS2陸別で2位以下を大差にくだしたときから、すでに兆しはあったが、最初の林道ステージであるSS3で2位石田正史を14.6秒差に退けた時点で、彼の圧勝を予想した人は少なくなかっただろう。そして実際、そのとおりの結果となった。

 SS1、SS2で2位につけたのは、奴田原に対抗しうる候補として名前があげられていた石田正史、石田雅之、大嶋治夫、岩下英一の誰でもなく、桑田幸典だった。桑田は昨年のキロロで5位に入るなど、北海道を中心にグラベルイベントにスポット参戦している30歳だ。しかし、期待の若手もSS3、SS4ではさすがに大先輩たちの後塵を拝して5位に後退、そしてSS5でコースアウトして早々に戦列を去ってしまった。

 奴田原の連続ベストベストタイムをSS4で阻止した大嶋が、SS7,8,9も3連続ベストタイムを刻み、勝負を面白くするかに見えたが、いずれも奴田原がぴたりと2位につけていて、実際のところトップとの差は思いのほか縮まらない。石田正史はリヤをヒットしたときメンバーが変形し、足回りにトラブルを抱えたままの走行で離される一方だ。開始直後からいまひとつ調子の上がらない石田雅之はSS6でミッショントラブルのためリタイアしていた。

 結局、デイ1を終えた時点で奴田原は2位大嶋に31.5秒の差をつけて1位をキープ。3位の石田正史はすでに大嶋からでも1分以上遅れている。さらにそこから約1分半遅れて岩下、さらにおよそ2分半遅れて福永修、そして6位の鎌田恭輔と福永との差は5分以上もある。

 デイ2に入るとマシンが復調なったか石田正史が3本のベストタイムを記録したが、ラリーの趨勢に大きな変化はなし。1位から6位はデイ1の順位のまま決着した。

 JN2クラスは田中伸幸ミラージュが優勝して今季3勝目。JN1.5クラスは開始早々から大井こずゑ対塩谷敏史の一騎打ちの様相を呈したが、最初の林道となったSS3で塩谷がクラッシュしてあっけなく戦線離脱。
大井が最後まで慎重に走りきって今季2勝目を挙げた。

JN3クラスとJN1クラスは成立しなかった。
 また、同時開催されたFIAアジアパシフィック選手権では、カーナンバー1番のコディ・クロッカーが、最初から最後までトップを維持して優勝した。

総合順位
1位 奴田原文雄(ランサーエボリューション/ADVAN-PIAAランサー) 
2位 大嶋治夫(ランサーエボリューション/加勢eレーシングランサー)
3位 石田正史(ランサーエボリューション/DL・テイン・マルシェランサー)

<記事提供:JRCA>

text by Car@nifty編集部 | 2009.07.25 | [ 全日本ラリー選手権 ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月30日 (火)

2009全日本ラリー選手権第4戦 MSCC東京ラリー

全日本ラリー選手権 by Car@nifty編集部

Nuta奴田原文雄ランサーEvoXが磐石の勝利

6月20~21日 福島県東白川郡棚倉町
スペシャルステージ実施本数:12本
スペシャルステージ実施距離:47.73km
ラリー総距離:2デイ約390km
SS路面:オールグラベル
SS路面状況:ウェット

 開幕戦と同じく、実質2日間のスケジュールが組まれた今年のMSCC東京ラリー。
土曜日の午前中にレキが行われ、午後3時にラリーがスタートした。当日の天候は曇りで、路面はドライ。と見えたのは表面だけで、ここしばらくの間に降った雨がしっかりと土にしみ込んでいたようだ。ラリー車のグラベル用タイヤでひと掻きされると、表面の乾いた砂が飛び、林道の路面はみるみるうちにウェットに変わっていった。

 サラサラに乾いたグラベル路面では、砂利掻き役となる先頭出走が圧倒的に不利だが、この日の路面コンディションは、ポイントリーダーの勝田範彦が欠場したためにカーナンバー1を与えられた元チャンピオン・奴田原文雄ランサーEvoXのハンデをほとんど帳消しにした。奴田原はSS1を幸先よくベストタイムであがると、続くSS2では2番手に約12秒もの差をつけるスーパーラップで早くも磐石の体勢を築き始めた。

 SS2と同じ場所の再走となったSS3では、コース終盤のおよそ1/3ほどが濃い霧にすっぽりと包まれ、各車ともスローダウンを余儀なくされて軒並みタイムを落とした。そんな中で、SS2から約22秒も遅れた奴田原とは対照的に、石田正史ランサーEvoXはロスをわずか2.1秒にとどめ、この時点で奴田原との差を11.3秒とした。

 ここでデイ1は終了。上位の顔ぶれを見ると、石田正史から4.6秒落ちで大島治夫、その10.1秒落ちで岩下英一と、毎年この難しいグラベルラリーで衰えぬ力を見せるベテランたちが今年も健在だ。それに続くのは、アジパシへと活躍の舞台を移して今回は5年ぶりの全日本出場となった柳沢宏至。長年乗ってきたインプレッサから今年ランサーにスイッチし、最初の実戦テストとしてこのイベントを選んだ。第2戦から活躍めざましい福永修がそれに続く。

 明けてデイ2は雨。こうなると先頭出走の不利は消え、場合によっては後方出走のほうが泥がこねられて余計にスリッパリーになる。この好条件を得て奴田原は2位以下との差をちゃくちゃくと広げた。全SS制覇とまではいかなかったが、キャンセルされた1本を除く
12SSのうち8本でベストタイムを記録し、最初から最後まで一度もトップの座を明け渡すことなく、今シーズン2つ目の勝ち星をものにした。

 2、3、4位はそれぞれ石田正史、大嶋治夫、岩下英一と、デイ1終了時点の順位がそのまま保たれた。デイ1で5位につけていた柳沢は、SS11でエンジントラブルのためリタイア。SS2でのタイヤバーストのためデイ1は7位に沈んでいた石田雅之がデイ2で福永を抜いて5位にあがった。

 JN3クラスは森博喜セリカが今季初勝利、JN2クラスは田中伸幸ミラージュが前戦に続いてグラベル2連勝を遂げた。JN1.5クラスは、デイ1をトップで折り返した大井こずゑが早着1分ペナルティを受ける不覚を取ったことにも助けられて、新人の塩谷敏史が全日本初勝利を手に入れた。
JN1クラスは成立しなかった。

総合順位
1位 奴田原文雄(ランサーエボリューション/ADVAN-PIAAランサー)   41分52秒5
2位 石田正史(ランサーエボリューション/DL・テイン・マルシェランサー) +22秒4(1位との差)
3位 大嶋治夫(ランサーエボリューション/加勢eレーシングランサー) +51秒6(1位との差)

<記事提供:JRCA>

text by Car@nifty編集部 | 2009.06.30 | [ 全日本ラリー選手権 ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月 8日 (月)

2009全日本ラリー選手権 第3戦 ひむかラリー in 美郷

全日本ラリー選手権 by Car@nifty編集部

Nuta奴田原文雄ランサーEvo.X が今季初勝利

5月29~31日 宮崎県東臼杵郡美郷町
スペシャルステージ本数:10本
スペシャルステージ総距離:97.35km
ラリー総距離:2デイ約330km
SS路面:オールグラベル
SS路面状況:デイ1ドライ、デイ2一部セミウェット後ドライ

 梅雨入りが近づき、ラリーウィークの半ばから低気圧が四国沖に停滞してあちこちで雨を降らせていた。しかし幸いにラリー拠点の美郷村はまずまずの天気に恵まれ、土曜日のデイ1はドライコンディションで始まった。

 ラリー幕開けのSS1は、ドライ路面における出走順の有利不利を反映しているかのように、4号車石田雅之、3号車奴田原文雄、2号車石田正史という順にタイムが並んだ。ただし1号車勝田範彦の前には8号車の福永修が割って入り、前戦からの好調ぶりを印象づける。福永はSS2でベストタイムを記録したが、僅差でセカンドベストを取った石田雅之がトップを維持した。

 SS3、SS4はそれぞれSS1、SS2のリピートとなり、先頭出走の不利は消えるが、勝田はペースが上がらない。若手の吉澤哲也にも抜かれて6位に留まっている。いっぽう奴田原は2周目になると好タイムを並べ、福永を抜いて2番手に浮上してきた。

 サービスを挟んでセクション2に入ると、ドライ用タイヤに切り替えた勝田が本来の実力見せ始める。SS5でベストタイムを奪うと3番手にジャンプアップ。奴田原がここを2番手で上がり、ラリーリーダーに立った。勝田はSS6も続けてベストラップを刻み、石田雅之を抜いて2位に上がった。

 デイ1最終のSS7はこの日2度目のロングステージ。ここで奴田原は他を圧倒するタイムでリードを磐石にした。勝田はこれに食らいつき、ここまでの合計タイム差を16.7秒にとどめてデイ2に望みをつないだが、サービスパークを目前にしてストップ。メカニカルトラブルによりこの時点でリタイアすることになった。

 すでに石田正史もSS7でマシントラブルから戦列を去っており、デイ1終了時点のオーダーはトップが奴田原、2位は28.9秒差で石田雅之、その0.7秒差に福永修。このタイム差からすればすでに奴田原の勝利は濃厚に見える。しかし、今回のラリーは非常に良好な路面状況の割にはマシントラブルによるリタイアが多いうえに、SS7終了後に現地は激しい雨に見舞われ、デイ2はコースコンディションの悪化が予想された。この先どういう展開になるのか、まだまだ予断の許される状況ではない。

 明けてデイ2は快晴。路面状況の悪化は杞憂に終わり、冒頭のSS8がいくぶんウェット気味であるのみにとどまった。SS8でも星野博、岩下英一が相次いでマシントラブルからリタイアしたが、奴田原は順調にラリーをこなす。SS8のベストタイムで2位との差を39秒以上に広げた後、残るSS9とSS10も石田雅之に次ぐセカンドベストでゆうゆう逃げ切り、ランサーEvo.Xに今季初勝利をもたらした。

 JN-3クラスは「グラベルが好き」という曽根崇仁セリカが優勝。曽根は2007年にこのラリーが始まって以来、同イベント3連勝となった。
JN-2クラスは田中伸幸ミラージュが総合6位に食い込むタイムで優勝し、予定どおりグラベルでポイントを稼いだ。
JN-1.5クラスは大井こずゑコルトと塩谷敏コルトが接戦を展開したが、マシンをいたわって慎重な試合運びを見せていた大井が最終SSで塩谷を一蹴し、今季初勝利をものにした。
JN-1クラスはただ1台だけ完走した山北研二マーチが勝者となった。

総合順位
1位 奴田原文雄(ランサーエボリューション/ADVAN-PIAA ランサー) 1時間28分29秒2
2位 石田雅之(ランサーエボリューション/C-ONE POTENZA LANCER) +32秒5(1位との差)
3位 福永修(ランサーエボリューション/ハセプロCMSC SDF ランサー) +51秒1(1位との差)

<記事提供:JRCA>

text by Car@nifty編集部 | 2009.06.08 | [ 全日本ラリー選手権 ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月11日 (月)

2009全日本ラリー選手権 第2戦 KYOTO南丹ラリー

全日本ラリー選手権 by Car@nifty編集部

Nori勝田範彦インプレッサが開幕2連勝!

5月9~10日 京都府南丹市
スペシャルステージ本数:15本
スペシャルステージ総距離:71.47km
ラリー総距離:2デイ約280km
SS路面:オールターマック
SS路面状況:ウェットのちドライ

 ゴールデンウィーク終盤から天気は下り坂になり、ぐずついた空模様は金曜日まで続いた。雨中のレッキだったこともあるが、今年初めて採用されたMochikoshi林道は道幅が極端に狭く、ガードレールのない崖もあり、そうとうタフなコースであることが容易に想像された。

 デイ1は雨こそやんだものの路面コンディションはウェット。リスキーなSS1 Mochikoshiを最速で走り抜けたのは地元・京都府を拠点にする福永修で、ターマックキング勝田範彦を0.2秒差でかわしてラリーのオープニングを制した。それに奴田原文雄が続いたのは順当だが、石田正史をおさえて4位には松岡孝典が名乗りを上げる。いっぽう、ラリーデビューとなった昨年のこのイベントで最後まで3位争いをした元ジムカーナチャンプ古谷哲也は、スピンして方向転換に手間取り、いきなり43秒ものハンデを背負うことになった。
 
 福永はSS2のベストタイムを勝田と分け合ったが、SS3では再び単独でベストタイムを奪い、トップを走り続ける。しかし、4番手に終わったSS5でついにチャンプ勝田に逆転され、ラリーリーダーの座を明け渡した。このときすでにサスペンションにトラブルが生じていたのか、続くSS6のロングステージ中にダメージは致命的となり、残念ながらこのSSを走り終えた時点でリタイアせざるを得なくなった。

 一方、やや出遅れていた石田正史がSS5、SS6と連続ベストラップを刻み、勝田に続く2位に浮上してきた。そしてSS7では松岡孝典がベストタイムを記録し奴田原を抜いて3位に。SS9をもってデイ1が終了した時点で1位は勝田、9.9秒差の2位に石田正史、そこから19.8秒開いて松岡、その1.0秒落ちで奴田原というオーダーだ。

5位以下とは20秒以上の差があり、上位はこの4台にほぼ絞られたように思われた。しかしデイ2はいきなりの波乱で明けた。奴田原がマシントラブルでリタイアし、上位3台はほぼ確定的に。古谷は2日目になって調子を上げ、SS12、14、15をベストタイムであがったが、4位杉村哲郎まであと11.2秒を残してラリーは終了。

勝田が開幕戦に続いて連勝し、2位石田正史、3位松岡のまま決着した。JN3クラスも村瀬太シビックが開幕戦に続いて優勝。村瀬はこれで昨年終盤からの連続勝利数を4に伸ばした。

JN2クラスは高橋悟志レビンが昨年開幕戦以来ほぼ1年ぶりの優勝、JN1.5クラスは島田雅道フィットがこのクラスでの初勝利を飾った。JN1クラスは成立しなかった。

総合順位
1位 勝田範彦(インプレッサ/ラック名スバルSTI DLインプレッサ) 50分16秒6
2位 石田正史(ランサーエボリューション/DL テイン マルシェ ランサー) +29秒3(1位との差)
3位 松岡孝典(インプレッサ/NET・DL・KYBインプレッサ) +42秒5(1位との差)

<記事提供:JRCA>

text by Car@nifty編集部 | 2009.05.11 | [ 全日本ラリー選手権 ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月20日 (月)

2009全日本ラリー選手権第1戦 ツール・ド・九州・イン・唐津

全日本ラリー選手権 by Car@nifty編集部

Impreza勝田範彦インプレッサが唐津4連覇!

4月11~12日 佐賀県唐津市
スペシャルステージ本数:8本
スペシャルステージ総距離:59.42km
ラリー総距離:2デイ約300km
SS路面:オールターマック
SS路面状況:ドライ

 1週間ほどずっと好天が続き、とくに週の後半は初夏を思わせる陽気となった。そのうえ1日目は12kmのロングステージを2回走るだけという単純な構成。例年、前日に雨が降ったりしてスタート時のタイヤチョイスに頭を悩ませることが多かったが、今年はどのチームもタイヤ選択に迷いはなかっただろう。
 
 SS1は勝田範彦インプレッサGRBが制し、続いて約5秒差で石田正史ランサーEvo10、そして奴田原文雄ランサーEvo10がその3秒落ちとほぼ予想どおりのオーダー。そして4位には、JN3とJN1.5を圧倒的な強さで制して今年10年ぶりに最大排気量クラスに戻って来た榊雅広ランサーEvo9がつける。しかし榊はSS2でターボトラブルにより姿を消してしまった。かつてこの地域が七山村であった頃から「七山エンペラー」という称号を受け、今回は特に注目されていただけに、早々の戦線離脱は非常に残念なことだろう。

 勝田はSS2も制し、デイ1をトップで終えた。2位は石田正史だがすでにその差は9.8秒。SS2をセカンドベストであがった横尾芳則ランサーEvo9が奴田原を抜いて3位に。5位には昨年の北村和浩インプレッサGRBを受け継いだ松岡孝典、そのすぐ後ろに同じく20代の吉澤哲也ランサーEvo9が続く。

 いっぽう、昨年ランキング総合5位の石田雅之は、Evo10の開発がまだじゅうぶんでないのか9位にとどまり、2年ぶりに最大排気量クラスに復帰した福永修は11位、去年ラリー初体験のKYOTO南丹ラリーで4位入賞した元ジムカーナチャンピオン古谷哲也も14位と、前評判の高かったこれらの選手が意外な位置にいる。

 明けてデイ2。勝田は最初のショートステージでは0.5秒差で奴田原にベストタイムを譲ったものの、続くロングステージを制した時点で勝利がほぼ見えてきた。横尾がこのラリー2度目のセカンドベストで石田正史を抜いて2位に上がったが、すでに勝田との差は16.5秒に開いている。

 SS5以降、勝田はステディな走りに切り替えたか、石田正史、横尾、奴田原が入れ替わりにベストタイムを記録したが、順位はSS4終了時のまま。勝田が4年連続で唐津の開幕戦を優勝で飾り、2位には12.3秒差で横尾、その4.9秒差で石田正史、さらに3.0秒落ちの4位に奴田原という結果に落ち着いた。注目の若手対決は、SS3でエンジントラブルに見舞われた松岡がSS4を走らずしてリタイアし、吉澤が5位を手中に。6位には、後半になって尻上がりに調子を取り戻した福永が入った。

 総合7位に食い込んだJN2クラスの眞貝知志シビックEK9は、これが全日本初勝利。JN3クラスは村瀬太シビックtypeRが制し、昨年終盤からの連勝を3に伸ばした。JN1.5は天野智之ヴィッツが初優勝。JN1はベテランの西山敏が今季1勝目をあげた。

総合順位
1位 勝田範彦(インプレッサ/ラック名スバルSTI DLインプレッサ) 50分00秒2
2位 横尾芳則(ランサーエボリューション/POTENZA KYB WM CT9A) +12秒3(1位との差)
3位 石田正史(ランサーエボリューション/DL テイン マルシェ ランサー) +17秒2(1位との差)

<記事提供:JRCA>

text by Car@nifty編集部 | 2009.04.20 | [ 全日本ラリー選手権 ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年3月13日 (金)

2009年全日本ラリー選手権第1戦は来月開催

全日本ラリー選手権 by Car@nifty編集部

Jrc1 2009年全日本ラリー選手権第1戦は来月開催

◆大会名称 全日本ラリー選手権第1戦 ツール・ド・九州 in 唐津
◆開催日程 4月10日(金)~12日(日)
◆開催場所 佐賀県唐津市

◆概要◆
2009年全日本ラリー選手権シリーズは、佐賀県唐津市を拠点とするツール・ド・九州 in 唐津で開幕する。昨年後半からの社会情勢に配慮し、例年3日間にわたったイベントは実質2日間に圧縮されるが、競技構成自体はほとんど変更なく、唐津市郊外の山間部に約60kmのSSが用意される。参加選手全員が揃って唐津神社で交通安全の祈祷を受け、神社の石段で記念撮影をするセレモニーは今年も行われる予定で、ラリーのスタートも今年は唐津神社となる。唐津ロイヤルホテルでのオーバーナイトパルクフェルメを経て、ラリーは翌日の夕方、松浦河畔国際交流広場にフィニッシュする。
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◇大会拠点:佐賀県唐津市原・松浦河畔国際交流広場
◇SS(※)路面/本数/距離:アスファルト舗装/8本/61.5km
※SSとはスペシャルステージの略称で競技区間をさす
◇参加台数:最大90台

◆スケジュール
4月10日(金)15:00~17:00 参加確認
4月11日(土)  7:30~11:30  レッキ
          10:00~     メディアブリーフィング(松浦河畔国際交流広場)         
                 11:00~13:30 公式車両検査(松浦河畔国際交流広場)
          15:00~      スタートセレモニー(唐津神社)
          15:30~      デイ1スタート(唐津神社)
          20:22~          デイ1フィニッシュ/パルクフェルメ・イン(唐津ロイヤルホテル)
4月12日(日)  7:30~         デイ2スタート(唐津ロイヤルホテル)
          16:40~      デイ2フィニッシュ(松浦河畔国際交流広場)
                 19:00頃          結果発表(松浦河畔国際交流広場)

◆問い合わせ先
大会進行の詳細は、下記連絡先に直接お尋ねください。     
主催:グラベルモータースポーツクラブ(代表:七田定明)
TEL&FAX:0940-62-1018
MAIL:gravel-msc@vp.tiki.ne.jp
主催者ウェブサイト:http://ww21.tiki.ne.jp/~gravel-msc

<記事提供:JRCA>

text by Car@nifty編集部 | 2009.03.13 | [ 全日本ラリー選手権 ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月 2日 (火)

2008 全日本ラリー選手権 第10戦 新城ラリー

全日本ラリー選手権 by Car@nifty編集部

Nutahara 奴田原文雄ランサーEvo10今期2勝目

11月21~23日 愛知県新城市
スペシャルステージ本数:13本
スペシャルステージ総距離:79.48km
ラリー総距離:232.52km
SS路面:ターマック
SS路面状況:ウェットのちドライ

 2004年の初開催から去年まで毎年雨に見舞われてきた新城ラリーだが、今年は例年より2~3週間遅れての開催となったためか、冬型の気圧配置のもと、2日間とも好天に恵まれた。しかしコース上に広がる砂利や落ち葉は参加者に厳しい試練を与え、全日本選手権出走56台のうち19台がリタイアするというサバイバルラリーとなった。

 JN4クラスは、早くも第8戦で2年連続チャンピオンを決め、今年すでに舗装ラリーで3勝をあげているターマックキング・勝田範彦が優勝候補の最右翼。これに、第2戦久万高原ラリーで勝田をくだした奴田原文雄、第3戦KYOTO南丹ラリーの勝者・石田正史がどうからむかが注目された。

 予想どおりラリー序盤は勝田、奴田原、石田正史の3つどもえの展開。しかし石田正史はSS4でターボブローのため後退し、勝田を追うのは奴田原だけになった。レグ1の8本のSS約57kmを終えた時点でトップは勝田、その20.4秒差で奴田原、3位には全日本ラリー出場2戦目のジムカーナドライバー古谷哲也がつけたが、奴田原との差はすでに44秒にも開いている。

 金曜日の夕方の時雨でレグ1はウェット路面で始まったが、SS1が終わるまでに路面はほぼドライコンディションに。しかしその後は走るたびに砂利がコース上に出され、その砂利に足元をすくわれるクルマが続出した。レグ1ですでに13台がリタイアしていたが、レグ2になっても、リタイア車は前日同様の勢いで増えていく。

 勝田は奴田原との差を睨みながら磐石の走りでリードを保っているように見えたが、SS11の右コーナーで浮き砂利に乗りアウト側の土手にヒッ
ト。これで足回りにダメージを受け、一時30秒近くあった奴田原との差が一気に9.0秒まで縮まってしまった。

 SS11を終えて応急処置をし、SS12前のTCになんとかたどり着いた勝田は、大急ぎでSS走行の準備をしてスタート位置に着いたが、あろうことかここで指示された時刻より1分早くスタートしてしまった。フィニッシュで「フライング」を宣告された時、いったい何のことなのかわからなかったという。

 結局、SSタイム合計では奴田原を12.8秒差にくだしてラリーを終えた勝田だったが、審査委員会の裁定により、SS12スタートでの「違反行為」に対して10分のペナルティを受けたため、今季6勝目は成らず。これで優勝は奴田原の手に落ち、ランサーEvo10による2度目の勝利となった。

 いっぽう、SS11まで3位につけていた古谷も、SS12で浮き砂利のためクラッシュしリタイア。こうして石田雅之が2位に、ターボ交換してふたたび上位に迫ってきた石田正史が3位となった。

 JN3クラスは、シリーズ後半になってシビックタイプRの熟成が進んだ村瀬太が、前戦に続いて2連勝。これで村瀬はシリーズランキングも2位
に。前戦までトップだった森博喜がチャンピオンに確定した。

 JN2クラスは山口清司が総合でも5位に入る激走で今季3勝目をあげ、前戦までのランキング4位から一気にジャンプアップして初めてのシリーズタイトルを獲得した。

 JN1.5クラスは大本命の榊雅広が予想にたがわず圧勝。これで榊は完走した6戦をすべて優勝で飾り、初代JN1.5王者に。

JN1クラスは小泉茂が今季初勝利。廣瀬康宏が完走して3位のポイント12点を加算し、初のシリーズチャンピオンを手に入れた。

総合順位
1位 奴田原文雄(ランサーエボリューション/ADVAN-PIAAランサー)1時間9分16秒8 
2位 石田雅之 (ランサーエボリューション/C-ONE POTENZA LANCER)+1分08秒2(1位との差)
3位 石田正史 (ランサーエボリューション/DLテイン マルシェ ランサー)+1分16秒7(1位との差)

<記事提供:JRCA>

text by Car@nifty編集部 | 2008.12.02 | [ 全日本ラリー選手権 ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)




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