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夢野忠則 旧車EV化計画 ココロードプロジェクト

明るいクルマ生活研究所

2010年2月10日 (水)

クルマは牛丼じゃない。

トヨタに続いて、今度はホンダが、アメリカで37万台のリコール…

この突然に降り出したスコール、じゃなかったリコール騒動については、
その真相がよくわからないので、今は、ともかくコトの成り行きを見守るしかない。
迅速でわかりやすく、安心できる対応をメーカーさんにはお願いしたいものです。

リコール騒動は見守るしかない僕らだけど、なにか、できることはないか?
そこで、ひとつ、ご提案を…   メーカーにも、ユーザーにもできること…

ユーザーは、クルマに3つ以上のことを要望するのは、やめましょう。
メーカーは、ユーザーの3つ以上の要望に応えるは、やめましょう。

もっと便利で、もっと安全で、もっと安いクルマが欲しい…
もっと便利で、もっと安全で、もっと安いクルマを売りたい…

そりゃそうだけれども…    クルマは、牛丼じゃないんだからさ。

求めるのは“2つまで”にしませんか。   3つは、無理だ。

Aimg

もっと便利で、もっと安全なクルマは、高くなって当然だ。
 
もっと便利で、もっと安いクルマとなると、安全面での責任はもてません。
 
もっと安心で、もっと安いクルマとなると、それは不便でもしょうがない…

違いますか?
それを3つも4つも応えようとするから、今回のような騒動につながる。

早い!安い!旨い! を目指せば、牛丼屋さんみたいに客の回転が勝負になる。
クルマ屋が勝負すべきは、こだわるべきは、エンジンの回転のはずである。

もっと便利で、もっと安全で、もっと安いクルマが登場したら、
ユーザーは飛びつく前に、まずは怪しむべきだ。 そんなはずはない、と。

もっと便利で、もっと安全で、もっと安いクルマを、ユーザーに求められたら、
メーカーはハッキリと言いたまえ。 うちは牛丼屋じゃねぇんだ、と。

明るいクルマ生活は、まずは豊かな食生活からだ。

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夢野忠則/プロフィール
クルマ馬鹿サイト「BACCARS」主宰、NPO法人ココロードプロジェクト 理事。
2005年より、ほぼ毎日書き続けるブログ「夢野忠則のクルマ馬鹿で結構!」は、
楽天ブログ(クルマ・バイク部門)でアクセス数日本一を記録。
クルマで「人」「地域」「環境」をつなぐ「COCOROAD PROJECT」を推進中。

BACCARS → http://www.baccars.com/

text by 2010.02.10 | | 固定リンク

2010年2月 8日 (月)

これからのクルマは…

ガリバーさんがヤフーオークションに出品されていたアメリカのEVスポーツカー
「テスラ・ロードスター」は、最終的に8,803,000円で落札されたようです。
(入札数:619件)

A

やはり予想したとおり、それなりの金額になりました。アメリカでの新車価格が
約10万ドルもするクルマですし、日本に(たぶん)1台しかなくて、
まして未だ、ほとんどの人が体験したことのないEV“スポーツ”カーとくれば、
これくらいの落札価格にはなるのでしょうね。 みんな、気にはしているんだな。

落札された方には、ぜひとも、取材を申し込んでみたいものです。

EVスポーツカーといえば、こんなニュースもあります。
スイスの「Protoscar」社が、来月開幕するジュネーブモーターショーに出品する
コンセプトEVスポーツカー「LAMPO2」…。

B


2個のモーターをフロントとリアに搭載して、前輪、後輪を駆動する4WD。
リチウムイオンバッテリーで、最大出力408ps、最大トルク65.3kgmを発生、
最大航続距離は約200km、0 - 100km/h加速は5秒…

Protoscar社もまた、全社員14名の“スモールハンドレッド”です。

C

これからのクルマは、3通りに分類されていくのではないでしょうか。
ひとつは、テスラ・ロードスターやLANPO2のような、高性能スーパーEV…
それから、よりシンプルで低価格な、EV大衆車(コンバートEVも含む)…
つまりは、高いか、安いか、のどちらか。 中途半端なクルマは淘汰されていく。

そして、もうひとつは…

Electricではなく、Emotionalなクルマ(もうひとつの、EV)。
それは内燃式のエンジン車かもしれない。EVかもしれない。
旧いクルマかもしれなし、新しいクルマなのかもしれない。それは、わからない。
わかっているのは、高いか、安いか、という価値では計れないクルマだということ。

愛着とか、こだわりとか、便利かどうかはわからないけど、気持ちがいいとか… 
スペックでは語れない存在… けっして家電店に並ぶことはないクルマ…  
ずっと乗り続けたいクルマ… 僕らのクルマ生活を、明るく広げてくれるクルマ…

そんな“Emotional Vehicle”もまた、たぶん、なくなりはしないだろう。
人が、エモーショナルな生き物であるかぎり…
そこに自動車メーカーさんのはたすべき役割が、きっと残されているはずです。
Electricなだけのクルマなら、デンキ屋さんに任せたっていいわけで。

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text by 2010.02.08 | | 固定リンク

2010年2月 5日 (金)

自動車は誰が作っているのか?

運転感覚の問題である。

それがプリウスのブレーキ問題に対する、トヨタ自動車さんの見解のようですが
なんとも、わかったような、わからないような…

わかったことは…  昨年、国内外で販売された30万台のプリウスについて、
瞬間的にブレーキが利かない“ように感じる”ことはあるけど、
それはABSの制御ソフトの問題であって、クルマの欠陥ではない、と。

クルマの欠陥ではないけど、国内販売分については「サービスキャンペーン」として
無償で改修します。アメリカでは、メーカーが欠陥を認める認めないにかかわらず
安全対策にはリコール制度が適用されてしまうので、リコール扱いとなりますよ、と。

運転感覚の問題を、いったい、どうやって改修するおつもりなのか…

実際には、制御ソフトを変更することで対応するようですけれども…
アクセルペダル問題については、部品メーカーの品質を“制御”できなかったわけで
ようするに、もはや自動車メーカーが自動車を制御できなくなっているのではないか。

ABSの制御ソフトは、クルマ屋の仕事なのか、コンピュータ屋の仕事なのか…
アクセルペダルを作るのは、メーカーの仕事なのか、パーツ屋の仕事なのか…

自動車は、いったい誰が作っているのか?

間違いないのは、運転するのは、われわれである、ということ。
その運転感覚に問題であるのだ、と言われてしまっては、なんとももはや、だけど。

「スモールハンドレッドの時代」が、モノづくりの原点を見つめ直す機会になる。
人類がもう一度、“価値”の基準について考えるチャンスなのかもしれませんぜ。

A


まずは、手の届くモノづくりから。 だから、旧車EV化再生計画。
当研究所では、英国車「MG-B」のEVコンバート作業にご協力いただける方を
募集しています。 ご興味のある方がいらっしゃいましたら、 ぜひ下記まで…

◎ ココロードプロジェクト 「 旧車EV化再生計画 」 係 → tantou@kurutabi.jp

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text by 2010.02.05 | | 固定リンク

2010年2月 3日 (水)

砂上の楼閣じゃないか

メルセデス・ベンツが今月から開始した「エコ・メンテナンスキャンペーン」…
エコカーに乗り替えるだけではなく、1台のクルマを長く乗り続けることも
“エコなカーライフ”ではないか、という主旨のもとに実施されるそうです。

  →  エコ・メンテナンスキャンペーン2010 / メルセデス・ベンツ

やっと時代が、当研究所の主張を受け入れはじめたようですな(笑)

それはともかく…

トヨタさんが、さらに揺れています。
アクセルペダルの問題に続いて、今度は、プリウスのブレーキに対する苦情が
アメリカで(日本でも)寄せられているそうです。

Aimg_2

報道によると、低速で道路のくぼみや滑りやすい路面を通過する際に、瞬間的に
ブレーキが利かなくなる、ということらしい。
「前の車にぶつかった」「横断歩道で止まれない」などの苦情が出ているそうな。

アクセルペダルの不具合では、その対応の遅さが批判されているのだから、
この新たな火種については、対処のスピードが問われるところです。
「顧客第一」とおっしゃるのならば…   前の車にぶつかってからでは、遅い。

1月のアメリカの新車販売台数は、前年同月比15%増。なのにトヨタは、8.7%減…
この前まで“ひとり勝ち”だったのに、あっという間の“ひとり負け”…
さらにこれからは、失われた信頼を“回復”していかねばならない。 大変だ。

がんばれ! というほかない。

Bimg 

連日、ニュースを賑わせているトヨタ問題ですが、今回のプリウスの件について、
ある新聞に掲載されていた、某自動車評論家の方のコメントが気になった…

> ブレーキ制御の問題だろう。
> これで環境性能に優れたプリウスの評価が変わることはないが、
> 早く改善した方がいい。

もちろんブレーキに不具合があるからといって、CO2の排出が増えるわけではない。
だけど、“前の車にぶつかった”り、“横断歩道で止まれない”かもしれないクルマを
どうして環境に優しい、などと言えるのか。
安全性能が保証されていないクルマの環境性能など、まさに砂上の楼閣じゃないか。

“エコ替え”よりも、なによりも、まずは長く、安心して乗れるクルマを。
アクセルペダルにしても、ブレーキにしても、ともかく足元をしっかりと固めよ。

先日も書いたけど、もう一度、言う。
地球環境を守るためなら、死んでもいい…   それは、進歩とは呼ばない。

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text by 2010.02.03 | | 固定リンク

2010年2月 1日 (月)

ダボスからの手紙…

タタモータース…
昨年、世界で最も安価な量産乗用車「ナノ」を発売したことで話題になった、
インドで一番大きな自動車メーカーです。

みなさんは、インドの自動車メーカーに、どんなイメージをお持ちですか?
「ナノ」の画像を見ると…   安かろう、悪かろう…
まるで数十年前の日本車を見ているような…  そんな印象ではないでしょうか。
技術や品質では、まだまだ日本車の足元にもおよばない… と。

Aimg

「スモールハンドレッド時代の到来」を提言されている東京大学の村沢教授から、
メールをいただきました。 ちょっと、興奮気味に…  画像を添えて。
村沢教授のご了承をいただきましたので、その一部をご紹介させていただきます。

> 夢野さん…  昨日までダボス会議出席のためスイスのダボスにいました。
> ダボスのショールームで、タタの「インディカ・ビスタEV」を見つけました。
> ダボス会議期間中だけ、タタが陳列していたものです。

Bimg

> タタの関係者の話によると、今年夏にはヨーロッパで発売される予定で、
> 性能的には、秋に登場する日産「リーフ」と同等と思われます。
> つまりEVの世界では、すでに「インド=日本」なのです。日産さんは、きっと
> 「モノが違う」とおっしゃるでしょうけど、問題は消費者がどう判断するか…


> いやはや、大変な時代です…

Cimg

タタ「インディカ・ビスタ」は、2008年に発表された5ドアの小型ハッチバック。
「インディカ・ビスタEV」は、昨年のジュネーブモーターショーで発表され、
村沢教授は“幻のEV”として、その後の動向を追いかけてらしたのです。
(2月8日に発売される、村沢教授の著書でも紹介されているそうです)

インドの自動車メーカーが展開する、超低価格車と先進の電気自動車…
つまりは、エコノミーとエコロジーの強力“Wエコ替え”戦略!

世界的なリコール騒動で、日本車に対する高品質神話が揺らぎはじめた今、
日本の自動車メーカーは「モノが違う」などと、胸を張っていられるのか…
子ども店長を任せてる場合なのか(笑)

いやはや、たしかに大変な時代です。  そんな時代の賢い消費者とは…
既成のイメージや先入観に惑わされない消費者、ナノかもしれませんね。

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text by 2010.02.01 | | 固定リンク

2010年1月29日 (金)

それは進歩とは呼ばない

トヨタ自動車のリコール問題が、なにやら大変なようです。
昨年の分やカナダでのリコールも合わせれば、北米だけで、のべ 800万台超…
さらには、ヨーロッパでも、中国でも…   空前の規模、と伝えられています。

いったい、どんな不具合かというと、2種類あって…

どちらもアクセルペダルなんですが、ひとつは、ペダル根元の可動部分…
ヒーターによる結露などで部品同士がくっついて戻りにくくなることがある、と。
トヨタさんは設計ミスを認めていらっしゃるらしい(リコール対象)。

もうひとつは、厚い樹脂製のフロアマットを敷いた場合に、アクセルペダルの先端が
マットのくぼみに引っかかり、元の位置に戻らなくなる恐れがある、というもの。
純正品でないマットやマットを重ねて使った場合などにトラブルが起きやすいけど、
トヨタさんは「車両の欠陥ではない」と主張(だけど、自主改修)。

世界中の、さまざまな国々で、これだけたくさんのクルマが製造されているのに、
なにゆえに(天下の)トヨタ車が、こんなことに…  それは、ともかく…

A
(写真はイメージです)

気になるのは…  不具合が、きわめて初歩的な原因のように思えること。
最先端の頭脳と技術と、莫大な費用と時間をかけて開発された最新式のクルマが…
結露によって、マットのくぼみに引っかかって、1000万台…

セーフティドライブのために投入された数々のハイテクノロジーが、いかにも空しい。
なんでもかんでも“進歩”した、ハイテク時代の危うさともろさを感じます。
ハイブリッドだ、EVだ、と騒ぐ前にきっと、もっとこだわるべき“なにか”がある。

これからEVの時代になって、「スモールハンドレッド」が台頭して…
さまざまなベンチャーや異業種企業が、クルマづくりに係ってくるようになる。
そのときに、その安全性や信頼性はなにを担保に、どう確保されていくのだろう。

地球環境を守るためなら、死んでもいい…   それは、進歩とは呼ばない。

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text by 2010.01.29 | | 固定リンク

2010年1月27日 (水)

ハートの燃焼効率!

レーシングドライバーの佐藤琢磨氏が、環境問題が取り沙汰される時代の中で、
「レースを行うことの意義」について語っていらっしゃる記事を読みました。
とても興味深く面白い内容なので、抜粋して紹介させていただきます。

F1グランプリが1シーズンを通して排出するCO2のなかで、
実際にF1マシンがサーキットを走行することによって排出されるCO2の量は、
全体の9%に過ぎないのだそうです。残りの91%は、スタッフの移動とか宿泊とか、
グランプリに参戦するための準備のために消費されるCO2である、と。

今のF1マシンは効率がいいし、さらに4日間でサーキットを走っている時間は
フリー走行、予選、決勝を合わせても6時間しかない。それも20台に過ぎない…
F1マシンそのものが排出するCO2の量は、“ECO”派の方々がイメージされるよりも、
ずっと少ないのです。 さらに…

モータースポーツはエゴだと言われ、たとえば野球のようなスポーツは言われない。
でもアメリカのMLBのチームなんかは、あれだけの大所帯が年間160試合戦うのに
毎日のように大陸を移動しているわけです。
CO2の総排出量で比較したら、F1のそれとは比較にならないほど多いはずである…

> だからといって僕はモータースポーツが環境に優しいなんて言いたいわけじゃないし、
> 言うつもりもない。僕らが直面している問題そして、改善していかねばならないことは
> 山積みです。でも、モータースポーツも他のスポーツと同じエンターテイメントとして
> 正しい価値を認めて欲しいってことなんです。それによって僕らが元気を貰ったり、
> 楽しみをもらったりするものに単純に環境問題を当てはめて考えたくない。

と琢磨氏は、自らの思いを語っていらっしゃいます。
モータースポーツに限らず、エコとエゴの狭間で車会全体が直面している課題への、
ひとつの本質的な回答ではないでしょうか。

Aimg_2

CO2を排出する=クルマ=悪、という短縮的な考え方ではなく、
地球全体を俯瞰的にとらえ、クルマならではのプラスとマイナスを踏まえたうえで、
いかにマイナスを減らし、プラスを伸ばしていくか… 進化とは、そういうことだろう。

クルマの“プラス”とは、なにか? 
記事の中でインタビュアーの小沢コージ氏が、こんなことをおっしゃっています。

F1は、ココロのエコである。ガソリンは使うけど、ハートの燃焼効率は素晴らしい。
たかが90分間で、鈴鹿の15万人のハートを燃やしてみせる。
それに比べて野球のスタジアムなんて、せいぜい5万人レベルじゃないか…(笑)

クルマは、ココロのエコである。
エコ替えだけがエコじゃない、と伝えたい当研究所の思いも、まさにそういうこと。
クルマなら、いつでも、どこへでも、だれとでも、自由に走り出すことができる。
その道は、きっと、あなたのココロの元気へと続いている。

1リットルのガソリンで、どんな感動と出会えたか…  ハートの燃焼効率だ。
それは人間のエゴである、と言われようとも…  さぁ、走り出そうじゃないか。

◎ 参照記事  →  小沢コージのGREENTALK / greencarview

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text by 2010.01.27 | | 固定リンク

2010年1月25日 (月)

車会が動きはじめた!

最先端のEV「エリーカ」の開発者として知られる慶応大学の清水浩教授が中心
になって立ち上げられたベンチャー企業「シムドライブ」が、
34の企業や団体と共同で、新たな電気自動車の開発事業をスタートするそうです。

来年3月までに試作車を完成させ、2013年には自動車メーカーや新規参入企業に
技術を提供し、開発に参加した企業や団体などは、自社のEV開発や関連ビジネスに
その技術を活用していく、という計画らしい。

ほら、いよいよ…
というか、あっという間に「スモールハンドレッドの時代」の幕開けです。

Aimg

次世代に向けて、車会は確かに動きはじめている。 面白くなってきましたね。

「シムドライブ」が開発を推進するのは、各ホイール内にモーターを組み込んで
それぞれの車輪を駆動させる「インホイールモーター」方式。
いかにも、エネルギーを無駄なく地面に伝えることができそうだし、
スペース効率も良さそうですね。 バイクや自転車にも向いているようです。

ちょっと気になることがあるとすれば、技術や部品などの“共有化”はどうなのか…
オープンソースに、なり得るのか…  もちろん、僕が心配することではないけど。

結果として、「従来モーター位置派」vs「インホイールモーター派」といった
EVシステムの“主流”(覇権)争いみたいなことにならなければいいのだけど…
そんなことに、エネルギーを浪費していただきたくはないじゃないですか(笑)
あ、釈迦に説法でしたね。

われわれユーザーとしては、より安く、より快適なEVがたくさん誕生して、
幅広い選択肢のなかから、自分に合ったEVを選択できるようになればいいな、と。

目的は、EVの普及ではなく、「明るいクルマ生活」の実現なのだから…
さぁ、次のスモールハンドレッドは?

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text by 2010.01.25 | | 固定リンク

2010年1月21日 (木)

イベントのお知らせ

今回は取材に行けませんでしたが、昨日から23日まで、東京ビッグサイトにて
国際カーエレクトロニクス技術展」と「EV・HEV 駆動システム技術展
というイベントが開催されています。出展社数は両方合わせて、約400社。
これもまた「スモールハンドレッドの技術展」と呼べるのかもしれません。

Aimg   

Bimg

それから、東京都の環境局というところからもイベントのお知らせが届きました。
2月19日(金)、次世代の環境対応車の普及拡大を図ることを目的とした
「EV・PHV普及シンポジウム」が開催されるそうです(入場無料)。

詳しくは、こちらから → 「EV・PHV普及シンポジウム

Cimg

次世代車に関する“新しい波”が、確実に広がりつつある。

それは、これまでのように自動車メーカー主導で起こる大きな波ではなくて、
小さないくつもの波が重なり合ってできる、うねりのような大波なのかもしれません。

波に、のり遅れないように…  のみ込まれないように…

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text by 2010.01.21 | | 固定リンク

2010年1月20日 (水)

テスラ・ロードスターに会いに…

ガリバーさんが、昨年アメリカから輸入した中古のテスラ・ロードスターを
2月1日から、ヤフーオークションに出品する、というニュースを聞いて、
さっそく現車が展示してあるガリバー自由が丘目黒通り店に行ってきました。

Aimg
 
テスラ・ロードスターは、アメリカのテスラ社が2008年に発売を開始した、
2シーターEVスポーツカー(ベースとなった車両は、ロータス・エリーゼ)。
リチウムイオンバッテリーを搭載し、満タン(満電?)での航続距離は390km。
0→100km/h加速は、スーパーカー並みの3.9秒!なのだそうです。

Bimg
 
残念ながら、試乗はできなかったけど(充電中のため)、
初めて見るテスラ・ロードスターは… まんまロータス・エリーゼ(笑)。
つまりは、小さくて低くて、軽そうで(バッテリーだけで450kgもあるけど)。
外観でのエリーゼとの違いは、マフラーがない、ということくらいか。

Cimg  

室内は質素だけど、そのシンプルさがスパルタンな印象を醸し出しています。
目立つのが、ギヤのセレクトレバー。 D・N・Rの3つしかなくて、
まさにラジコンモデルのコントローラーみたい。 もちろん、2ペダル。

Dimg

テスラ・ロードスターのアメリカでの販売価格は、約13万ドル…
すでに900台以上が販売され、多くのバックオーダーを抱える人気ぶりらしい。
1回の充電で390km走れて、加速はスーパーカー並み、CO2排出がゼロとなれば、
その人気の高さもうなずけるというもの。 価格の高さは、ともかく…

Eimg

さて、気になるのはガリバーさんのオークション…
 
出品車両は2008年モデルで、走行距離は約2400km。
ヤフーオークションへの出品期間は、2月1日から7日までの1週間。
スタート価格は100万円からで、最低落札価格なしの“売り切り”だそうです。
詳しくは、こちらから → ガリバーインターナショナル / プレスリリース

楽しみだなぁ。 結構、高い値段で落札されるような気がする。
スポーツカーである、という点がいい。 これなら、愛着が湧きそうだ。
え?  夢野は入札しないのかって?

僕は、ほら、もう一台の英国オープンカーが待ってるから(笑)

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text by 2010.01.20 | | 固定リンク

2010年1月19日 (火)

「愛着」というキーワード

“走る家電”のその先が、クルマの“ケータイ化”“使い捨て時代”ならば、
そうならないようにするための方法として考えられるのは、
新しいクルマを「作らないこと」、旧いクルマを「捨てないこと」ではなかろうか。

他人様の商売だから、新しいクルマを作るな、とは言えないけど、ただ…

Aimg

昨年の「東京モーターショー」の入場者数は約61万人で、前回から57%も減少。
一方、今回の「東京オートサロン」の入場者は約24万人で、前年を上回った。

海外の出展メーカーが少なかったからとはいえ、モーターショーは13日間、
オートサロンは3日間だから、1日の平均数で比べれば
「東京オートサロン」への入場者数の方が、圧倒的に多いわけで…

チューニング&ドレスアップカーの祭典の方が人気が高いということは、つまり…
未来のコンセプトカーより、今あるクルマの方に興味があるということ?

だったらなにも、無理して新しいクルマを作ることもないじゃん(笑)
じゃ、旧くなったクルマを、どうするの… だから「旧車EV化再生計画」なのさ。

EVコンバートも、その可能性の選択肢だし、もちろんそれだけではなく、
旧いクルマと楽しみながら付き合っていくスタイルは、きっといろいろあるだろう。

Bimg

新しいクルマが、新しくて明るいクルマ生活を叶えてくれるとはかぎらない。
明るいクルマ生活になるかどうかは、たぶん、その人とクルマとの関係性にある。
そのキーワードのひとつは、「愛着」ということではないか。

愛着 … 慣れ親しんでいる人や物に心をひかれ、はなれがたく感ずること。

新しいクルマは作れても、愛着を作ることはできないわけで…
愛着は“感じる”ものであり、その感情は“湧いて”くるものだから。

愛着が湧くモノを大事にしたいなぁ、と思う。  使い捨てではなくて。
たとえ、EVの時代になろうとも…  いや、そんな時代だからこそ…

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text by 2010.01.19 | | 固定リンク

2010年1月18日 (月)

“走る家電”のその先…

東京オートサロンには、ユニークなクルマたちが出品されていました。

ニュービートルのピックアップトラック…

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軽ワンボックスカーをカスタムした“ワーゲンバス”風…

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このウィリスジープ(?)の正体にいたっては、なんとジムニー(笑)

Cimg

これらのクルマたちは、従来の“ドレスアップカー”の範疇にあるわけだけど、
もしも“吊るし”のクルマに魅力が見出せなければ、今後は、こうしたクルマも
これまで以上に人気を博していくのかもしれません。 カスタムメイドだね。

多様化する価値観の時代、スモールハンドレッドの時代に、それも当然の流れか…

ただ危惧するのは…
自動車業界の構造そのものが変化し、ベンチャーや異業種の企業が参入してきて、
仮にクルマが簡単にカスタムされたり、あるいは“走る家電”となった、その先…
“家電化”の次には、クルマの“携帯化”が待っているのではないか、ということ。

すでにアメリカではEVを売るのではなく、走行距離による契約料金で商売をする
ベンチャー企業も立ち上がっているという(シリコンバレー、ベタープレイス社)。
まさに携帯電話と同じようなビジネスモデルなわけで、EVならそれも可能となる。

クルマは“走る家電”となり、次には“走る携帯”となり…
その結果…  近い将来には、“使い捨て商品”になってしまうのではないか…

環境問題からはじまったEV化の波が、結果的に“廃棄物”の山を産み出す…
“エコ替え”した、その後も…  そうならないようにするために、どうするか。

クルマが“携帯化”しないように、つまりは、まずは“家電化”しないように、
けっして家電とは違う、クルマならではの価値を追究し続けるべきだろう。

エンジン車なのか、EVなのか、あるいはその性能やスペックを問う前に、
まずは魅力的な(愛着のもてる)クルマとしての在り方を。 もしかしたら、
その可能性のひとつが、MG-Bやデロリアンといった個性的な旧車なのかも…

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夢野忠則/プロフィール
クルマ馬鹿サイト「BACCARS」主宰、NPO法人ココロードプロジェクト 理事。
2005年より、ほぼ毎日書き続けるブログ「夢野忠則のクルマ馬鹿で結構!」は、
楽天ブログ(クルマ・バイク部門)でアクセス数日本一を記録。
クルマで「人」「地域」「環境」をつなぐ「COCOROAD PROJECT」を推進中。

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text by 2010.01.18 | | 固定リンク

2010年1月17日 (日)

スモールハンドレッドの祭典

チューニング&ドレスアップカーの祭典、東京オートサロンに行ってきた。
例年に比べると、キャンギャルの数は少なかったような気がしたけど、
それでも会場は、今年も“クルマ馬鹿”の熱気でムンムンでした。
  
作る阿呆に、見る阿呆…  同じ阿呆なら…  楽しまないと(笑)
 
今年の東京オートサロンには、ある予感を感じた。 それは…
既存のクルマをチューニングしたり、ドレスアップするだけではなくて、
新しいクルマの価値を、さまざまな会社が独自に生み出そうとしていたこと。
 
つまり今年の東京オートサロンは、これからの自動車業界の未来を指し示す、
全国の「スモールハンドレッド」の祭典ではなかったか…
 
たとえば、これはジムニーのコンバートEV。
リチウムバッテリーを搭載し、最高速度が130km/h、航続距離は120km…
 
Aimg
 
もはやチューニングでも、ドレスアップでもない。これは“新車”である。
この新車のイニシアティブを握っているのは、自動車メーカーではない。
バッテリーメーカーであり、足回りのチューナーであり…
つまり、自動車メーカーを頂点とするピラミッドは存在しないのである。
 
考え方を変えれば、自動車メーカーは、自社でEVを開発する必要はない。
関連する業界や団体、企業と連携すれば作れちゃうのだから…
ジムニーEVだろうと、アルトEVだろうと、もっと新しい“なにか”だろうと。
 
ちなみに、こちらは自動車大学校の生徒さんの製作による、プレオPHV…
 
Bimg
 
問い合わせが殺到しているという、ひとり乗りのEVミニスポーツ…
 
Cimg
 
こんなクルマの価値を、自動車メーカーとして認めるわけにはいかない?
問題はメーカーが認めるかどうかではなく、ユーザーが認めるかどうか。
ほらね、面白い時代じゃないか。
 
東京モーターショーよりも、東京オートサロンの方が、活気があるし面白い。
それは、そうだろう。 新しい可能性や価値や、夢と出会えるのだから。
 
東京オートサロンの画像は、こちらから

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2010年1月14日 (木)

「家電」自動車なのか…

こんなタイトルの記事に、思わず目が止まりました。

走る家電 変わる経済構造
自分のブログで「このままでは、自動車は“走る家電”になっちまうぜ!」
と嘆いたことはあった。それはなにも僕だけでなく、そう危惧するクルマ好きは多い。

だけど新聞が公式に(?)自動車を“走る家電”と、ここまで明確に断定したのは…
僕が知るかぎり、これが初めてじゃないか(笑)

> キーワードは「家電」自動車だ。 電機大手や家電量販店の中には、
> EVを期待の「大型家電」と位置づけるところもある。


EVが、自動車の作り手や売り手の顔ぶれを大きく変えようとしていますぜ、と…
これまで当研究所で書いてきたことに対する“裏づけ”のような記事内容ですけど、
そっか、ホントに自動車は“走る家電”になるんだ…

記事には「デロリアンEV化計画」の“TOMO”さんも紹介されています。
このデロリアンは「家電ではないEV」の可能性への挑戦だと、僕は思うのだけど。

Aimg

> 自動車大手の量産体制や「系列」に風穴を開け、電機と自動車を融合させる
> 「大型家電」の登場は、日本の産業構造を大きく変える可能性を秘める…

そのうち軽自動車は、「小型家電」と呼ばれるようになるのかな…

“日本の産業構造を大きく変える可能性を秘める”EVコンバート作業に(笑)、
ご協力いただける方を募集しています。
興味のある方、また作業する場所をご提供いただける方がいらっしゃいましたら、
ぜひ下記まで …

◎ ココロードプロジェクト 「 旧車EV化再生計画 」 係 → tantou@kurutabi.jp

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text by 2010.01.14 | | 固定リンク

2010年1月13日 (水)

人や地域を動かすエネルギー

東京大学の村沢特任教授が提言される「スモールハンドレッド」とは、
従来の巨大なメーカーに対して、自由な発想や対応力、機動力を持ち合わせた
(小さな、幾多もの)ベンチャー企業や異業種からの参入企業群のこと。

その発想を聞いたときに真っ先に思ったのは、それは企業だけではなくて、
全国各地域ごとの小さな自治体であったり、種々の市民団体やNPO法人もまた
「スモールハンドレッド」なのではないか、ということ。
「スモールハンドレッド」な企業が、これからの産業構造を変えていくのなら、
今こそ同じような可能性が、日本中の小さな地域にも芽生えていくのではないか。

たとえばEVの普及を考えるときに、充電施設などのインフラをどうするか、
という課題にぶつかるわけだけど、その解決を国や大企業に求め頼るのではなくて、
小さな自治体が自分たちで充電施設を1ヶ所つくってみる。(その方が、早いから)

100の地域が30kmごとにそれを作れば、北海道から九州まで3000キロつながる。
そしたら手作りコンバートEVでだって、日本列島を縦断できる。

中古車をEVにコンバートする作業は、町の自動車整備工場が請け負えばいい。
あるいは、自動車業界を引退したシニア世代の方々の知恵や技術を拝借してもいい。
市民グループは風力発電や太陽光発電などの“自家発電”についてアイデアを練る。
蓄電も可能だろう。 カーシェアリングという方法だってあるかもしれない。

国の施策や自動車メーカーの新型EVを待たずとも、“おらが町”を走るくらいの
EVなら、自分たちで作れる。
100の地域が、それぞれに“おらが町”を走り出せば、その道は日本中につながる。

Aimg

コンバートEVは、エコカーとしての価値だけではなくて、
もしかしたら、日本全体を元気にしてくれる可能性を秘めているのではないか…
EVを動かすエネルギーが、人も地域も動かす。

そのためには、まずは生活者自身が、これまでの“自動車との付き合い方”の常識や
思い込みを、もう一度見直してみるところからスタートすべきなのかもしれません。

ガソリン車だったら500kmも走れるのに、EVは100kmしか走れないじゃないか!
ではなくて、100km走れるEVと、どう付き合っていくか、楽しんでいくか…
ガソリンでは1kmだって走れなくなる時代が、やってくるかもしれないのだから。

そんな可能性を秘めたEVコンバート作業に、ご協力いただける方を募集しています。
興味のある方、また作業する場所をご提供いただける方がいらっしゃいましたら、
ぜひ下記まで …

◎ ココロードプロジェクト 「 旧車EV化再生計画 」 係 → tantou@kurutabi.jp

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2010年1月 8日 (金)

スモールハンドレッドの時代

「デロリアンEV化計画」のTOMOさん(日本EVクラブ広島支部)のご紹介で、
東京大学の特任教授、村沢義久先生の研究室にお邪魔して、
これからのクルマ社会の方向性、可能性についてお話をうかがうことができました。

村沢教授は企業戦略がご専門。東大ではサスティナビリティ学を研究なさっています。
そして、EV時代の自動車産業を語るキーワードである「スモールハンドレッド」
という言葉の提言者でもいらっしゃいます。

「旧車EV化再生計画」を推し進めるにあたって、こんなに心強いブレーンと
お知り合いになることができるなんて、新年早々、こいつは春から…

Aimg

東大で村沢義久教授に握手してもらう、クルマ馬鹿(笑)

以下、村沢教授のコメントから…

2020年までに1990年比で25%、さらに2050年までに80% のCO2を
削減しようとするなら、人類がめざすべきは「燃やさない文明」であり、
石油枯渇の問題も合わせて考えれば、これから先、内燃式のエンジン車は、
電気自動車(EV)へとシフトしていかざるを得ないでしょう。将来的には発電も
ソーラーや風力によって賄うことによってCO2排出ゼロをめざしたいですね。

また、EVは構造が単純で異業種からの参入も容易ですから、EV化の促進は
自動車産業の構造そのものに大きな変革をもたらします。すでにアメリカや
中国では、従来の大きな自動車メーカーではない幾多のベンチャー企業によって、
ユニークなEVが続々と登場しています。

その産業構造の変革を、私は「スモールハンドレッドの時代」と呼んでいます。
変革のスピードに、大メーカーの保守的な“常識”はついてこれないのです。
バッテリーの開発にしても、すでに家電メーカーがどんどん参入してきています。
たとえば、パナソニックやソニーのEVが誕生したとしても不思議ではないし、
それが家電量販店やホームセンターで販売される時代だってくるかもしれません。

もちろん、夢野さんが挑戦しようとなさっているコンバートEVの可能性も、
大いに広がっていくでしょう。そもそも、モノづくりに“常識”などないのです。
知恵を絞って自分たちの手で作り上げていくことこそが、モノづくりの原点。
そういう意味では、これから面白い時代になっていくのではないでしょうか…

Bimg

赤門を出る時には、僕の目から落ちたウロコが、北風に乗って飛んでいった…(笑)

村沢教授にうかがったお話のいくつかは、僕も自分のブログに書いたことがあった。
それは「そんな馬鹿な…」的な冗談半分、夢半分みたいな戯言のつもりだった。
けれども、大きな自動車メーカーが「そんな馬鹿な…」なんて思っている間に、
どんどん常識が覆されていく時代なんだな。「スモールハンドレッド」によって…

前回も書いたけど、もう一度。
今ほど面白く、ダイナミックな変革の時代に立ち会えるなんてラッキーじゃないか。

モノづくりに“常識”などないように、僕らの明るいクルマ生活だって…

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2010年1月 5日 (火)

新しい波を楽しもう!

あけまして、おめでとうございます!

「2010」という数字を見て、2つの「0」がタイヤに見えるようになったら
あなたもクルマ馬鹿です。 えぇ、僕には見えます。 2◎1◎、と(笑)

Aimg

昨年は、三菱「i-MiEV」やスバル「プラグイン・ステラ」の販売が開始され、
また日産「リーフ」、トヨタ「プラグインハイブリッド」の話題などもあって
EVブームの到来である!とか、EV元年である!と騒がれました。

日本EVクラブが11月に挑戦した「東京~大阪途中無充電EVの旅」にしても
数年前だったら、あれほどの報道はされなかったのではないか。

車会は今、世界規模で新しい時代に向けて動きはじめており…

東京大学の村沢義久教授が、これからの自動車業界の展開について著書の中で
「スモール・ハンドレッド」という言葉をもって説明されています。

これまでの内燃式エンジンの自動車に比べると、電気自動車は構造が単純なため
これまでのように既存の大きな自動車メーカーによる寡占状態は終わり、小さな
たくさんのベンチャー企業や異業種からの参入企業(スモール・ハンドレッド)が
登場してくるだろう、と。

Bimg

それを裏付けるように、すでにアメリカ西海岸ではテスラ・モーターズ社をはじめ
数々のEVベンチャー企業が立ち上がっていますし、
中国には、まさに雨後の筍のごとく小さなEVメーカーが誕生しているようです。

わが国においても、地方のNPOが自分たちでオリジナルのEVを開発したり、
中古車買い取り大手のガリバーが、ベンチャー企業が製造するEVをネット上で
販売する計画を発表したりと、すでに新しい波が起こりつつある。

であるならば、たとえば「趣味としてのクルマ」にだって、これまでとは違う
新しい楽しみ方があるのではなかろうか、EVコンバートによって旧いクルマを
スクラップにせずに乗り続けられるなら、それもまたエコじゃないか…

ともかく自分たちで、そのEVコンバートとやらに挑戦してみようじゃないか、
とスタートしたのが、当研究所の「旧車EV化再生計画」。
つまりは、そんなチャレンジが可能な時代になった、ということですね。
僕も、そしてあなただって「スモール・ハンドレッド」になり得るかもしれません。

Cimg

最近のクルマは面白くないとか、自動車業界に明るい話題が少ないと言われるけど、
はたして、本当にそうだろうか?

面白くなければ面白く、明るくなければ明るく、自分たちの手でそれができる…
今ほど面白く、ダイナミックな変革の時代に立ち会えるなんてラッキーだと思う。

2◎1◎年、明るいクルマ生活を楽しみましょう!

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2009年12月28日 (月)

来年も明るいクルマ生活を!

ココロードプロジェクト 「 旧車EV化再生計画 」 の第一弾、
「 MG-B 」 EVコンバート作業の段取りとしては …

まずは、現車を山口から東京の作業場所まで陸送して … それから …

「 仮配線 」 のうえ 「 現状での動作確認 」 「 バッテリーの充電テスト 」
を実施、各パーツやら、ブレーキやら、足回りやらをチェックしながら
不具合パーツの再設計を行い製作し、配線なども見直し、組み付け
改良しながらテスト走行を行いつつ、細部を作り込んで …

合わせて陸運局に改造申請書類などの相談をしながら、書類を作成、提出 …

そして晴れて、車検を取得 …

Aimg

本来であれば、その前に、エンジンを降ろすという作業も加わるわけですが、
今回の 「 MG-B 」 の場合には、すでにエンジンは降ろされているので、
その必要はない。とはいえ、実際に通電して動作を確認してみないことには、
どんな不具合があるのかわからないし、バッテリーの状態(中古品あり)も
使用に耐え得るものなのかどうかは、調べてみないことには、なんともな状態 …

ようするに、書き出せば大したことないように思われる今回の挑戦だけど、
実際に取り組んでみれば、それなりに大変だろうし、時間も掛かるだろうなと。
ま、だからこそやりがいがあるし、勉強になるし、面白いわけですが。

Bimg

当初の計画では、今ごろは確認チェックを終え、パーツの再設計を行いつつ
陸運局に改造申請の相談をしているはず、だったのですが …

いまだ、クルマを運び込めずにいるわけで … さすがに、焦っております。

年明け早々には、なんとか作業場所を確保して、そこから一気呵成に !
と決意を新たにしておるところであります。

というわけで引き続き …

「 MG-B 」 のEVコンバート作業にご協力いただける方を募集しています。

クルマが好きな方、クルマの整備経験がある方、電気の構造がわかる方、
製図の経験がある方、電気自動車や環境問題に興味がある方 …
また作業する場所をご提供いただける方がいらっしゃいましたら、ぜひ下記まで …

◎ ココロードプロジェクト 「 旧車EV化再生計画 」 係 → tantou@kurutabi.jp

来年も、みなさんのクルマ生活が、明るく楽しくありますように!
2010年も 「 明るいクルマ生活研究所 」 を、よろしくお願いします!

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2009年12月25日 (金)

「 MG-B 」 EVコンバート計画

「 MG-B 」 のEVコンバート計画について …

Aimg

前回も書きましたが、このMG-Bは、ご覧のようにエンジンは降ろされ、
すでにモーターやEVパーツが組み込まれた状態となっています。

Bimg

えぇ~ !?  コンバートEVって、こんなにシンプルなの ?

たしかにエンジン車と比べたら構成部品は少ないし、シンプルなんですが …
EVの場合には、ここに大荷物を積まなければなりません。

バッテリーです。  現在、ほとんどのコンバートEVは、鉛密閉式の
「 ディープサイクルバッテリー 」 というバッテリーを搭載しています。
( より高性能な 「 リチウムイオンバッテリー 」 は、まだまだ高価なので )

「 ディープサイクルバッテリー 」 は、見た目は普通の車載用バッテリーに
似ていますが、頻繁な充電・放電にも耐え安定した電圧を持続するもので、
一般的にはキャンピングカーや船などで使用されています。
( MG-Bには、12Vのディープサイクルバッテリーを10個搭載する予定 )

Cimg

なので、コンバートEVは、構成はシンプルであるものの …

Dimg

Eimg

こうなってしまうわけです。 ( 日本EVフェスティバルより )

バッテリーを、( 重量配分も考えながら ) いかに “ 美しく ” 搭載するか …
それもまたコンバートEVならではの知恵の絞りどころ、ですね。

※ 「 MG-B 」 のEVコンバート作業にご協力いただける方を募集しています。

クルマが好きな方、クルマの整備経験がある方、電気の構造がわかる方、
製図の経験がある方、電気自動車や環境問題に興味がある方 …
また作業する場所をご提供いただける方がいらっしゃいましたら、ぜひ下記まで …

◎ ココロードプロジェクト 「 旧車EV化再生計画 」 係 → tantou@kurutabi.jp

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text by 2009.12.25 | | 固定リンク

2009年12月22日 (火)

「MG-B」をEV化してみよう!

さて、ココロードプロジェクトの 「 旧車EV化再生計画 」 について。

これからの車会が、どちらの方角へ向かうべきなのか …
カーナビは教えてくれないから、目的地は、こちらで設定しないと (笑)
出発しなければならないのはわかっているけど、その目的地がはっきりしない …
今は、そんな状況でしょうか ? その目的地について、自分たちでも考えてみたい。

そのための、ひとつの ( 自分たちにもできる ) 方法として、
「 EVコンバート 」 ( 既存のエンジン車を、電気自動車に改造すること )に
チャレンジしてみようじゃないか、というのが 「 旧車EV化再生計画 」 の発端。

なんで 「 旧車 」 にこだわるかというと、旧いクルマを “ つぶす ” のではなく、
EV化することで、好きなクルマに永く “ 乗り続ける ” ことができるならば、
それも、ひとつのエコだろう、と考えるからです。

しかしながら、やろう、やろうといいながら、なかなか具体的には前に進まず …
というわけで、今回は現状のご報告と、ご協力のお願いを …

まず、EV化を図るベース車両は、すでに目途がついています。
そのクルマは、趣味車としても人気が高いオープンカー、MG-B ( 1982年型 )

Aimg

どうです ?  なかなか、いい感じでしょう ? 
実はこの MG-B、すでに EVコンバート作業が進められておりまして …
エンジンは降ろされ、モーターやパーツが組み込まれた状態。 こんな感じ …

Bimg

エンジンルームに、すでにスカスカ …

つまり正確には、今回は、ゼロから EVコンバートに挑戦するのではなくて
半ば出来あがった MG-Bの EVコンバート作業を引き継いで完成させる、
というのが、目標なのです。  な~んだ、とおっしゃらずに …
なにせ、はじめてなんだからさ。まずは、できるだけハードルは低い方が …
とはいえ、やるべきことは、たくさんあるわけで。

ついては …  今、この車両は、山口県にあるのですが、
これを運び込んで作業をする “ 場所 ” を、早急に確保せねばなりません。
できれば、東京近郊で。 その場所を貸してくださる方を探しています。

また、今回の作業に一緒に取り組んでくださる仲間も募集中です。
クルマが好きな方、クルマの整備経験がある方、電気の構造がわかる方、
製図の経験がある方、電気自動車や環境問題に興味がある方 …

楽しみながらコンバートEVに関する知識や情報を学ぶ、良い機会だと思います。
場所をご提供いただける方、ご興味のある方は、ぜひ下記まで …

◎ ココロードプロジェクト 「 旧車EV化再生計画 」 係 → tantou@kurutabi.jp

この MG-B ( 「MG-EV」ですね ) を、ぜひ自分のクルマとして所有してみたい
という方のお問い合わせも受け付けています。

来春には、屋根を開けて走りたいなぁ。 はたして、どんな音が聞こえてくるか。

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text by 2009.12.22 | | 固定リンク

2009年12月17日 (木)

もっと根本的な構造改革 …

高速道路の中央分離帯を利用して、東京~名古屋~大阪を結ぶ
「 貨物専用新幹線 」 を作ったらどうか、という提言が公表されたそうです。
( 東海道物流新幹線構想委員会 / 委員長=中村英夫・東京都市大学学長 )

試案によると 「 東海道物流新幹線 」 の運行距離は 約600キロ。
年間の CO2排出量を約300万トン減らせ、トラック運転手不足も解消、
もちろん交通事故も渋滞も減少する、ということらしい。

業界内の調整とか、コストの問題とか、課題はたくさんあるのでしょうが
今、考えるべきは、こうした国全体の “ 交通システム再構築 ” ではないか、
という気がします。 次世代車は、EVか、PHVか、といった議論よりも。

あなたが乗っているクルマを “ エコ替え ”しましょう! 補助金も出まっせ!
ではなく、もっと根本的な、構造的な改革 …

たとえば、CO2の排出量を抑えるためなら …

国内の商業・産業車両 ( 個人が生活や趣味のために乗るクルマ以外のクルマ ) を、
すべて電気自動車にする。その促進のために、補助金や減税措置がとられる。
できれば 「 貨物専用新幹線 」 みたいに、専用レーンが設けられたら、もっといい。
CO2の排出量は抑えられるし、騒音は減り、交通事故や渋滞だって減るだろう。

スピードや距離が必要ならば 「 貨物専用電車 」 にまかせればいいじゃない。

Aimg

個人のクルマは、あくまでも個人の自由。 ( もちろん、今でも自由なんだけど )
補助金もエコ減税もなくなるから、みんなクルマに永く乗り続けるようになるだろう。
結果的には、資源の無駄づかいの抑制につながるじゃないの。

13年以上、同じクルマに乗り続ける人にこそ、補助金を出そうじゃないか (笑)

以上は、もちろん “ 思いつき ” であり、数値的なデータに基づいたわけではない。
なので、これを 「 明るいクルマ生活研究所 」 の提言としたいわけではないし、
こんな検討は、それこそいろんな “ 委員会 ” で重ねられていることでしょう。
新都市交通システムの在り方、とかさ。

そういうことを夢物語ではなく、あるいは理想論として片付けるのではなく、
きわめて現実的なこととして、もっと議論していくべき時にあるのではないか。

目先の新車の販売台数とか、その場しのぎの施策とか、ではなくて …
テクノロジーは、すでに手に入れているのだから。

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text by 2009.12.17 | | 固定リンク

2009年12月14日 (月)

どこで充電なさるおつもりで?

この週末は、とあるガレージハウスのイベントに参加していました。
僕が主宰するクルマ馬鹿サイト 「 BACCARS 」 で事前に告知したこともあって、
いろんなクルマ好きの方々が駆けつけてくれて、おおいに盛り上がりました。

たとえ新車の販売台数は減少したとしても、クルマ好きは永遠である(笑)

ガレージ内に、クルマを2台駐車できる賃貸ガレージハウスとあって、
クルマ好きにとっては夢のような物件なわけで、そりゃ楽しいに決まっている。

スカイラインとか、インプレッサとか、コペンとか、プジョーとか …
走り好き、いじり好きな “ クルマ馬鹿 ” が、次から次に …
興味がある人には夢のような、そうでない人にとっては、なんてことない (笑)

だけれどもガレージは、ホントにクルマ好きのためのもの、なのだろうか。
少なくとも今までは、そうだったかもしれない。 でも …

Aimg_2

これからは、電気自動車の時代である ! プラグインハイブリッドである !
寝ている間に、ひと晩充電すれば、ハイ、OK ! とおっしゃるが、
みなさん、いったい、どこで充電なさるおつもりなのでしょう ?

某デロリアンというクルマを、見事にEVコンバートしたはいいが、
ついに完成して、さぁ、自宅に乗って帰ろう、と思って ハタと気づいた。
マンションの駐車場にコンセントがないことに … ちなみに、自宅は12階 …
そういうお方が広島方面にいらっしゃることを、僕は知っている (笑)

そんな話を、実は笑ってはいられないのではないか。
これから、ホントに EVや PHVを一般家庭に普及させようとするならば …

「 i-MiEV 」 を買ったはいいが、月極め駐車場で、さて、どうします ?

前々回、「 電気自動車を取り巻く現状や展望について、きちんと理解されぬままに
下手に売れてしまったら、その方が、のちのち大変になるような気もします。 」
と書いたのは、そういうこと。 充電設備のインフラは、進むのだろうけど。

だからガレージの存在は、これから重要になってくるのかもしれない。
お母さんのための、小さなEVコミューターがコンセントにつながれて、
その傍らでは、クルマ好きなお父さんが、GT-Rかなんかをいじっている …

近い将来のガレージライフとは、そういうことかもしれません。
そして、そんな光景はちょっといいな、とクルマ馬鹿としては思うのです。

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text by 2009.12.14 | | 固定リンク

2009年12月11日 (金)

かかっているのは社運だけではない

今、いちばんリアルなエコカーは、PHV(プラグインハイブリッド)!
と思っていたけど、どうやら、コトは そう簡単には運ばないようです。

いよいよ法人向けのリースがスタートする 「 プリウスPHV 」 は、
車両価格が 500万円(税別)もするらしい…
購入に際しては、132万円の補助金が交付されるから、購入価格は 368万円 …

Aimg

僕が、なぜ PHVこそがいちばんリアルなエコカーである、と考えたか
といえば、電気自動車のように大量のバッテリーを搭載する必要がなく、
そのぶんEVよりも、かなり安く購入することができるはず、と思ったから。

ちなみに三菱の電気自動車 「 i-MeEV 」 は、車両価格のうち 200万円以上が
搭載されているリチウムイオンバッテリーの値段、と言われています。
( 「 i-MeEV 」 の車両価格は、459万9000円 )

普通のプリウスが 205万円。 それがプラグインになると、+300万円 …
法人向けのリース価格とはいえ、どうも、釈然とせんなぁ。
EVにはEVのコスト(バッテリー代)がかかる、と言われ、じゃPHVは
と期待すれば、いや、こちらも PHVならではのコストが … と言われる。

300万円分の “ PHVならではのコスト ” って、なんだ ? 追加装備たって、
プラグの差込口ぐらいじゃないの ? と言ったら、さすがに怒られるか(笑)

Bimg

GMの新しいPHV 「 ボルト 」 の予想販売価格は、4万ドルくらいらしいけど、
もしもGMが “ 社運 ” をかけて、189万! なんて言い出したら …
プリウスPHVも、205万円になるのかな (笑)
 
生産台数との兼ね合いもあるし、いろんなコストがかかるのは理解するけれども
社運ではなくて、クルマ社会の未来がかかっていることを、どうかお忘れなく。

いちばんリアルなのは、やっぱり 「 旧車EV化再生計画 」 か。

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夢野忠則/プロフィール
クルマ馬鹿サイト「BACCARS」主宰、NPO法人ココロードプロジェクト 理事。
2005年より、ほぼ毎日書き続けるブログ「夢野忠則のクルマ馬鹿で結構!」は、
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クルマで「人」「地域」「環境」をつなぐ「COCOROAD PROJECT」を推進中。

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2009年12月 9日 (水)

新しいコミューターとして新しい発想を

GMが、来年後半に発売予定の「シボレー・ボルト」の生産拠点(8ヶ所)に
総額7億ドルを投資する、と発表したそうです。

「ボルト」は、プラグインハイブリッド車(PHV)。
基本的には電気自動車として走行し(フル充電時の最大航続距離は約64km)、
バッテリー残量が少なくなると、発電用のエンジンが始動して
モーターに電力を供給するとともに、バッテリーを充電。
その結果、航続可能距離は480km以上になる、といわれています。

Aimg

先日も書きましたが、今、いちばんリアルなエコカーは、このPHVだと思う。
そう判断するから、GMは7億ドルもの投資をするのだろうし、トヨタだって
プリウスPHVの導入を急いでいるわけでしょう。

GMとトヨタが、本気で(もちろん本気なわけですが)PHVを売り出したら、
結局のところ、電気自動車は、売れないんじゃなかろうか…
世間一般に行き渡るのは10年かかる、と昨日は書いたけれども。

航続距離が短く、充電施設のインフラが追いついておらず、価格も高い
「軽自動車」を購入したい、と思う “一般の人” が、どれくらいいるか。
いくらCO2を排出せず、燃料費(電気代)が安いから、といっても…

となると、バッテリーの大量生産はままならず、単価は下がらず、
インフラの進行も進まず… さらに電気自動車は窮地に追い込まれる…

逆に考えれば、そうした電気自動車を取り巻く現状や展望について、
きちんと理解されぬままに「EV時代がやって来た!」なんて騒ぎになって
下手に売れてしまったら、その方が、のちのち大変になるような気もします。

とはいえ、EVにはEVの、EVならではの素晴らしい価値はある。
だから、今の(内燃機関による)自動車の“代わり”として考えるのではなく、
電気だけで走る新しい乗り物として、新しい可能性を考えていったらどうか。
それだけのポテンシャルをEVは秘めている、と思うから。

ガソリン車が売れないから、電気自動車を売っちまえ! ではなくて。

使えるエリアを限定するとか(市街地や各種施設内をEVのみにするとか)、
あるいは、新たな使い方を模索するとか(すぐにアイデアは出てきませんが)。
新しいコミューターとして考えれば、まったく違った発想があるかもしれない。

そういうことを、もっと広い視野(政・学・民)で考えていかないと。
新しい可能性の芽が台無しになったら、いちばん “ MOTTAINAI ” でしょう?

わざわざ、僕なぞが言うようなことではないのでしょうけど。

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2009年12月 8日 (火)

次世代車とは次世代の未来

遅ればせながら、「 日本EVクラブ 」 に入会しました。

会員に配布される 「 クラブ会報 」( Annual Report / 年1回発行 ) は、
EVに関する内容がすごく充実していて、わかりやすく読み応えも十分です。

EVを取り巻く現状、課題 …  今後の展望 …  技術的な解説 …
会員らによる手作りコンバートEVのレポートや活動報告 … 一般人向けの
「 EV入門書 」 としては、今もっとも役立つ資料のひとつではないでしょうか。

Aimg

ちなみに、日本EVクラブが設立されたのは、1994年 ( 15年も前! )。
今では会員数は、個人会員が 352名、法人会員が 17社。
クラブ会員が製作したコンバートEVは、なんと 164台もある。
そのうち、ナンバー取得車は 80台! ( 数字は、いずれも 2009年5月15日 )

会報を読むと、ずっと以前からEVに関心をもって活動してこられた方々の
昨今の、突然の “ EVブーム ” に対する期待と、とまどいが感じられます。
次世代車としてEVが普及、定着するのか … 再びブームで終わってしまうのか …
まずは世間一般の、EVに対する認識を深めていくことが大事なのでしょうね。

Bimg

会報では、電気自動車エリーカの開発者、清水浩慶大教授(日本EVクラブ理事)が、
これからEVは大きく進歩し、5年後には急激な普及を遂げることになるだろう、
と書いていらっしゃいます。

僕は、次世代車がどんなカタチになるにせよ、それが生活一般に普及するのには
10年かかると思う。生活者には、購買サイクルがあるから。

これからの 10年を、どう考え、どう行動していくのか。他人事ではない。
僕らが選択するのは、次世代のクルマではなくて、次世代の未来なのだから。

「 旧車EV化再生 」 も、ひとつの可能性である。

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2009年12月 4日 (金)

未来は自分たちで選ぼう

「グリーンカー・オブ・ザ・イヤー」(米国)というのが、あるんですね。
今年のエコカー大賞みたいな、その栄冠を勝ち取ったのは…

トヨタのプリウス?  ホンダのインサイト?

答えは、NO。 選ばれたのは、アウディA3 TDI というクルマ。
TDIとは、直噴ターボディーゼルエンジン。 クリーンディーゼル車です。

わが国が誇るハイブリッド車よりも、クリーンディーゼル車の方が、エコ?

Aimg

ディーゼル車は、とくに数年前の某都知事の強烈なパフォーマンス以来、
わが国では不人気で、最近では、いつのまにやらディーゼルという言葉自体、
あまり耳にしなくなりましたが、ヨーロッパでは根強い人気があるようです。

ただその人気の理由は、軽油の方がガソリンよりも安いし、燃費はいいし、
という“エコロジー”というよりは、どちらかと言えば“エコノミー”な選択。
欧米のように、高速道路を長い距離走り続けるような使い方をするなら、
ガソリン車よりもディーゼル車の方が経済的である、ということだと思う。

クリーンディーゼルというのは、それまでのディーゼルに比べたらクリーン、
ということであって、燃費にしても、排ガスにしても、CO2にしても、
ハイブリッド車よりもクリーンディーゼル車の方が“優れたエコカー”である
という結果には、ちょっと疑問を感じます…

ま、疑問がつきまとうのが、この手の賞の常ではありますが(笑)

「エコカー」にも“ブーム”があることが、なんだか不思議な気がする。
ヨーロッパを見よ! これからはクリーンディーゼルの時代である! とか
いやいや、燃料電池車こそがエコカーの次世代を担うのだ! とか
ハイブリッドだ、プラグインハイブリッドだ、その先は、電気自動車だ…

電気自動車の時代が来る、なんて叫ばれたのは、今回が初めてじゃないし。

結局のところ、エネルギーの“利権”や、自動車メーカーの“都合”(?)や
社会のインフラの問題とか、いろんな事情が重なり合っているわけで。
「エコカー」に“ブーム”があるのではなく、そこにあるのは“思惑”であり、
いろんな思惑が、いろんなブームを作り出したいのだろう、きっと。

電気自動車だって、疑ってみた方がいいですよ。

どちらにせよ、地球の環境に国境や都合は関係ないわけで(笑)
僕らは、いろんな思惑に踊らされず、示された数字にただ従うのでもなく、
自分のクルマ生活を、いちばん明るく照らしてくれる未来を選択していきたい。
そのための情報収集や検分の方法は、たくさんあるはずだ。

未来は自分たちで選ぶことができるのだ、ということを忘れずに…

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2009年12月 2日 (水)

“新車”離れは、クルマ離れではない

日本自動車販売協会連合会の発表によると、先月の新車販売台数は
前年同月比 36.0%増の 29万3410台。 36%増なんて、すごいじゃないか!
と思うのは早計で、それは前年同月の数字が、あまりに低すぎたから …
2007年11月の販売台数と比較すると、やっぱりマイナスなんだそうな。

それでも、ここ 4ヶ月は連続して前年比でプラスだから、よかったじゃない!
と思うのは早計で、11月までの累計は 267万611台(前年同期比 11.8%減)で
12月の分を見越しても、年間の新車販売数は 300万台に満たない模様 …

頼みの軽自動車は … これまた今年の新車販売台数は前年比 1割減となる見通し。
となると、軽自動車を含めた 2009年の自動車の総販売台数は 約458万台で、
1978年以来、31年ぶりに 500万台を下回るということになるのだそうです。

もしも「エコカー減税」がなかったら、ハイブリッド車が登場しなかったら …
いったい、どういうことになっていたのやら …

Insight

ということは、実際には販売台数から、減税とハイブリッド車による販売台数を
さらに“引いて”考えなければならない、ということか …

この数字をもって、消費者のクルマ離れを指摘する人がいらっしゃると思うけど、
そうじゃない、と思う。消費者の“新車”離れであって、クルマ離れではない。
みんなが、クルマと一緒に暮らしていることに変わりはないのだから。

クルマがモデルチェンジするたびに、あるいは車検のたびに新車に乗り替えてきた、
これまでの状況の方が“異常”だったのであって、もしかしたら、今のこの状況が
“正常”なのかもしれませんぜ。200万も 300万もするクルマが、いつまでも
そんなに右肩上がりに売れ続けるはずがないじゃないですか。

だとするならば …  やっと正常にもどった、今のこの状況からこそ、
この国の、新しい豊かなクルマ社会が始まるんじゃないか … と思いたい。

自動車メーカーさんには、がんばって価値のあるクルマを作っていただきたいし、
僕らは、明るいクルマ生活を、もっと楽しんでいこうじゃないか。

自分にとって気持ちのいいクルマを、たくさん気持ちよく走らせる。
走らせて壊れたら修理して、また乗る。走りながら、もっと違った走り方、
楽しみ方に気がついたら、もっと楽しめるクルマに乗り替えればいい。

そのときに市場には、魅力的なセダンや、ミニバンや、スポーツカーや、
オープンカーや、軽自動車や、ハイブリッド車もあれば、EVもあって …
そのなかから自分が欲しいクルマを、自由に選ぶことができる。

その楽しさを、ずっと続けていくために必要なことだから、環境のことや
エネルギーのことについても、自分たちで考える。取り組む。

コンバートEVだって、選択肢としてあるだろう。

そういうのが、豊かで健全なひとつの理想なんじゃないでしょうか。
新しい時代の幕は、理想を語るところから開くのだと思う。

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2009年12月 1日 (火)

クルマと街とのパッケージング

「 欧州カーオブザイヤー 」 が決まったそうですな。 VW ポロ
試乗したことはないけど、サイズ、性能、経済性のバランスで選ぶならば
きっと、ベストチョイスな1台。
いまや、大きくなりすぎた現行ゴルフよりも “ ゴルフらしい ” クルマ (笑)

ポロとカーオブザイヤーの栄冠を競い合ったのは、われらがトヨタ 「 iQ 」。
昨年のわが国のカーオブザイヤー受賞車ですが、最近では話題も少なく、
鳴り物入りで登場したわりには、街で見かけることもあまりありません。

Aimg

「 iQ 」 は、そのパッケージングの素晴らしさが “ 有識者 ” らに高く評価されて、
それが日本カーオブザイヤーに選ばれた大きな要因だったように思うけれども、
結果的に街を走っていないということは、日本人のカーライフに上手くパッケージ
されなかった、ということではないでしょうかね。 

それは、なぜか ?    駐めるところがないから。

小さなクルマなんだから、駐めるところは、いっぱいあるだろう?
いや、そうじゃない。
全長が3mもない 「 『 iQ 』 だからこそ駐車できる場所 」 がないのですよ。
普通のクルマと同じスペースに前後を大きく余らせて駐めても、あまり意味はない。
だったら、ヴィッツでいいじゃん、と。

クルマのパッケージというのは、ボディや室内空間の設計だけではなくて、
暮らしや街とのパッケージングも大事。
ヨーロッパには、小さなクルマ専用の駐車スペースがちゃんと用意されている。
だから、「 iQ 」 や 「 スマート 」 が街中で機能するわけですね。

ちなみに東京・表参道には、バイク用のコインパーキングが作られたそうです。

→ http://www.asahi.com/car/news/TKY200911300293.html

「 iQ 」 なら、駐車できそうです (笑)

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2009年11月26日 (木)

カーシェアリングは定着する?

「カーシェアリング」という言葉は、もちろん知っているし、
都市部を中心に少しずつ広がりつつある、という記事も読んだことはある。
けど…

仕事場のすぐそばにある月極め駐車場の一画に、それが準備されていたとは
今まで、まったく気がつきませんでした。
いつも2台が並んで駐まっているのは知ってたけど、後ろ姿からしか知らず…

Aimg

やぁ、キミたちが、ウワサに聞く「カーシェアリング」カーなのか。

「カーシェアリング」とは「1台のクルマを、複数の人が共同で利用する仕組み」。
レンタカーとの違いは、そのクルマを利用できるのは会員のみ、ということ。
逆にいえば、会員になればクルマを使うことができる。

使うことができる、と言っても、もちろん複数の人が共用するのだから
いつでも、というわけにはいかない。あらかじめ、クルマが空いている時間を
予約しなきゃならない。 ま、予約しときゃいいわけですが。

自家用車を所有するよりも、カーシェアリングの方が、維持費やら車検代やら
自動車保険やら駐車場代やら、なにかと節約することができる。
さらには、みんなでシェアすれば、世の中のクルマの台数が減るわけだから、
社会的にも、なにかとメリットが大きい。   カーシェアリング、万歳!

Bimg

はたして、ホントに、そうなのか?

“カーシェアリング、万歳!”派の夢は、「クルマのない」明るいクルマ生活。
たとえ無駄はなくとも、そんなものに、いったい、どんな意味がある? 
使いたいときに自由に使えないクルマしかない、明るいクルマ生活なんて。

カーシェアリングが社会に普及し定着することなどない、と小声で言っておく。
クルマには、シェアしてまで利用しなければならない必要性など、ないから。

だったら、タクシーやバスや電車の方が、便利だもの。 レンタカーでいい。

「クルマのない」明るいクルマ生活を通して、人々はきっと気がつくだろう。
いつでも、だれとでも、どこまでも走っていけるクルマの楽しさに。価値に。
自由であるからこそ、明るいクルマ生活があるのだ、ということに。

だとするなら、カーシェアリングとやらを試してみるのも、悪くないか…

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2009年11月25日 (水)

永~く愛して。

ひさしぶりにハイブリッド車以外のクルマで、「売上げ、好調!」
というニュースを目にしました。そのクルマは、三菱自動車の「コルト」。

2002年の発売以来、一度もモデルチェンジされていないにもかかわらず、
コルトはエコカー減税を追い風に、販売台数がこの春から上昇…
5月からは前年同月実績を上回り、なんと10月には昨年の2倍超に。

Aimg

◎ 参考記事 → http://www.jiji.com/jc/zc?k=200911/2009112200060&rel=y&g=eco

決まりごとのように、定期的にフルモデルチェンジを繰り返してきた
これまでの業界の慣例からすれば、画期的なことではないでしょうか。
たとえ、その理由が「経営危機に陥り、新型が出せなかったから」とはいえ…

こういうモノの売れ方は、ちょっといいなと思うのですが、どうでしょう?
つまり、ブランドのイメージや、ただ新型車だから、といった理由ではなく、
そのクルマの本質を見極めたうえで、ユーザーが自らの価値観に基づいて
必要なもの、不要なものを判断し、身の丈に合ったクルマを選ぶ…

Bimg

実際「コルト」は、シンプルなフォルムで、燃費はいいし、価格も手ごろ。
2004年には、ドイツで「ゴールデン・ステアリングホイール賞」(小型車部門)
を受賞しています(日本のCOTYに相当する賞です)。

この先、三菱自動車さんが、どんな戦略に出られるのかわからないけれど、
コルトが、国産車では数少ない“ロングセラー車”になっていったら、いいなぁ。
明るく賢いクルマ生活につながるのではなかろうか。

新型車を、むやみに作り出さないこと。 作り続けること。
少し愛して、永~く愛して。  それだって、立派なエコだと思う。

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2009年11月20日 (金)

作業できる場所、探してます!

先日、ココロードプロジェクトの「旧車EV化再生計画」について
一緒に「EVコンバート」に挑戦してみませんか? 楽しんでみませんか?
と書いたところ、さっそく、数件のご連絡をいただきました。

静岡にお住まいの方からは…  こんなメールが…

> 昭和49年式の○○○○○と昭和47年式の△△△△△を所有しております。
> 上記のクルマのうち、どちらか1台をEV化にしたいと考えており、
> ご連絡をさせて頂きました。 ご相談の上、車両提供も可能です…

あまりにも個性的なクルマなので、車名は公表しないでおきます。
見る人が見れば、オーナーさんが判明しちゃいそうなので…

なんとも魅力的なお話なのですが、今回のEVコンバートにつきましては
奇跡的、運命的(?)な巡り合わせのもとに、譲ってもいいよ、というお方と
出会うことができまして、すでにベース車両は目途がついております。

そのクルマが、なんと、1982年式のオープン2シーターのスポーツカー!

オープンカーのEVで走ったら、どんな音が聴こえてくるのだろう?
と前々から思っていた夢野としましては、まさに願ったりのベース車両です。

ただ問題は…  EVコンバート作業をさせていただく「場所」の確保…
場所が決まらないので、いまだにそのオープンカーを持ち込めないでいます。
(ちなみにクルマは、はるか中国地方から運んで来なければなりません…)

EV化にあたっての指南役は、日本EVクラブにご相談させていただくことに。
というわけで、ただいま緊急を要するのは…

『作業できる「場所」の確保!』

Aimg

もちろん、一緒に「旧車EV化再生計画」に取り組んでくれる仲間も募集中。
興味のある方は、ココロードプロジェクト「旧車EV化再生計画」係まで、
メールにてお問い合わせを。

◎ココロードプロジェクト「旧車EV化再生計画」係 → tantou@kurutabi.jp

手弁当でのご参加を、お願いすることになると思いますが…

あぁ、それにしても昭和49年式の○○○○○、魅力的だなぁ。
「旧車EV化再生計画」として、うまくジョイントできればいいのだけど…

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2009年11月18日 (水)

EV + HV = PHV

トヨタの「プリウス・プラグインハイブリッド」が、
いよいよ、12月からリース販売をスタートするらしいです。
まずは官公庁、自治体、電力会社など特定の法人に対して、約200台。

Aimg

◎トヨタ自動車 → http://www2.toyota.co.jp/jp/news/09/11/nt09_1107.html

プラグインハイブリッド車(PHV)というのは、通常のハイブリッド車を
家庭用電源など外部からも充電ができるようにしたシステムのクルマ。
近い距離は電気自動車(EV)としてモーター走行し、長距離を走る際には
エンジンを併用するハイブリッド車(HV)に変身できる、というもの。

360kgのリチウムイオンバッテリーを積めば、
EVだって560kmの距離を走れることは、昨日、実証されたばかりですが
ポテンシャルが証明されただけであって、それが現実的とは言い難い。

EVとHVの“いいとこ取り”したPHVは、現状では、
もっとも理想的、かつ実用的なクルマと言えるのではないでしょうか。
ちなみにプリウスPHVは、EVモードで20km走れるらしい。

日常的な使用は、EVとして。ドライブに出かけるときは、HVとして。

まだまだ普及には、時間がかかるのでしょうけれども、
明るいクルマ生活のための選択肢が、またひとつ増えそうです。

ん?  そうなると、電気自動車の立場は、どうなる?

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2009年11月17日 (火)

東京~大阪、280円也!

日本EVクラブの『東京~大阪途中無充電ミラEVの旅』は、
あいにくの雨天にもかかわらず、見事、無事にゴールされたようです。

無充電で、約560km! 世界新記録、樹立!  おめでとうございます!

バッテリーさえ積めば、560kmだって走れるんだ! と思うか
あれだけバッテリーを積まないと、560kmは走れないんだ… と思うか。
それぞれに、とらえ方、感じ方があるでしょうね。

ちなみに、今回のチャレンジに使用されたリチウムイオンバッテリーは、
1km走るのに必要な電気の充電時間が、1分間(200V/30A)なのだそうです。
つまり560kmの距離を走るための充電時間は、560分。 約9時間半…
(6kWの充電器を使用。急速充電なら、10秒/kmらしい)

電気代(燃料代ということになりますね)は、深夜料金契約を適用すると
1km走るのに、1円(昼間だと2円)。 560km走って、560円ナリ。
2人なら東京から大阪まで、なんと、1人280円!  地下鉄なみ(笑)

Aimg

写真は、出発式での舘内端氏(日本EVクラブ代表、今回はドライバーも)

バッテリーさえ積めば、560kmだって走れることはわかった。
ノートPCにも使用されるそのリチウムイオンバッテリーの数は、8320本!
その重さだけで、360kg!  ということも知った。

560kmを走るのに、9時間半の充電時間が必要だけど、電気代は、
東京から大阪まで560円しかかからない、ということも初めて知りました。

リチウムイオンバッテリーの価格…
充電設備のインフラ…(月極駐車場で充電できる? 街中で充電できる?)

いろいろな課題はある。だけど東京から大阪まで、CO2を排出せずに、
わずか560円の電気代で行けてしまう、EVのポテンシャルは素晴らしい。

500馬力を自慢するより、500kmを誇る時代へと変わっていくのだろうな。

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2009年11月16日 (月)

明日、ギネスに挑戦!

いよいよ、明日にせまった「日本EVクラブ」のギネスへの挑戦!

『東京~大阪途中無充電ミラEVの旅  ~そんなに走ってどうするの~』

日本EVクラブが製作した“ミラEV”で、東京から大阪まで、
およそ560kmの距離を、途中で充電することなしに走り抜こう!という挑戦。
完走すれば先月、アメリカの「Tesla Motors」がオーストラリアで樹立した
「途中無充電航続距離 501km」を抜き、世界新記録になります(ギネスに申請)。

今日は、その出発式(記者発表)がお台場「日本科学未来館」で行われたので、
明るいクルマ生活研究所を代表して、夢野忠則が潜入してきました。
「旧車EV化再生計画」の遂行にあたって、情報の収集は欠かせませんから。

会場で配られた資料の冒頭には、こう記してあります(抜粋)。

> 電気自動車は、1充電の航続距離が短く使えないという意見があります。
> 一方、日常生活における自家用車の平均走行距離は20~30kmだから、
> 電気自動車の航続距離は短くても困らないという意見もあります。
> いったい電気自動車の航続距離はどの程度が適切なのでしょう。

> 私たち日本EVクラブでは、
> 電気自動車の適切な航続距離について論議するための情報のひとつとして、
> 1回の充電で走れる最大の距離をご提案したいと思います。それが今回の
>「東京~大阪途中無充電ミラEVの旅 そんなに走ってどうするの」です…

「途中無充電航続距離」世界新記録への挑戦は、結果であって目的ではない。
ようするに、電気自動車だって長い距離を走ろうと思えば走れるんだけど、
実際問題として、クルマに求められる航続距離ってのは、どれくらいなんだろう?
ということについて、みんなが考えるきっかけになれば、ということでしょうか。

Aimg

搭載されたリチウムイオンバッテリーは、ノートPCにも使用されるもの。
その数、なんと8320本! (ノートPCの場合は、通常6本)
重さはバッテリーだけで、360kg!

そんなにたくさんの、重たいバッテリーを積み込んでまで… 
「そんなに走ってどうするの?」という問題提起なわけですな。

Bimg

床下には、ずらりとバッテリー…

EVコンバートに関しては、コスト的なことを考えれば、いまのところは
まだまだ一般的な鉛密閉式バッテリーの方が、現実的でしょうか…

チェレンジは、17日の午前3時に、東京の日本橋(ニホンバシ)をスタート。
高速道路と一般道を走って、午後3時頃には大阪の日本橋(ニッポンバシ)に
到着の予定…  途中経過や詳細については、専用サイトが開設されています。

 → http://www.jevc.gr.jp/no-charge/

Cimg

このド派手なボディ、もしかしたら、どこかですれ違うかもしれませんね。

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クルマで「人」「地域」「環境」をつなぐ「COCOROAD PROJECT」を推進中。

BACCARS → http://www.baccars.com/

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2009年11月13日 (金)

そんなに走ってどうするの

さて、当研究所のメインイベント「旧車EV化再生計画」について。

現在、コンバートEVに関する情報やノウハウを、いちばんお持ちなのは、
先日もご紹介した「日本EVクラブ」ということになります。なので
EVについて、まったくの素人である僕のような人間が、無謀にも(?)
それに取り組もうとするならば、まずは「日本EVクラブ」に入会して
あれやこれや相談するのが、もっとも堅実な選択、ということになります。

というわけで、さっそくクラブへの入会手続きと相談を、と思ったら…
ちょいとタイミングが悪かった。 いや、良かったのかもしれません。
来週17日に「日本EVクラブ」では、ある大イベントを敢行されるのですが、
その準備で、今、スタッフの皆さま方は、てんやわんや状態なのです。
そのイベントというのは…

『東京~大阪途中無充電ミラEVの旅  ~そんなに走ってどうするの~』

東京の日本橋から、大阪の日本橋まで、約560kmの距離を、
自作のコンバートEVで、途中で1度も充電せずに走りきってみせるぜ!
というチャレンジ。 完走できれば、世界新記録なのだそうです。
(ちなみに、現記録保持車は、アメリカのテスラ・ロードスター)

実際に走るクルマは、こちらの「ミラEV」

Aimg

560kmも走るのだから、車内はバッテリーだらけ! …なんてことはなくて、
ごらんのように、すっきりと。 もちろん、リチウムイオンバッテリーを搭載。

Bimg

◎ チャレンジの概要 → http://www.jevc.gr.jp/news.php?id=70

4WD電気自動車冒険家、鈴木さん(ZEVEX)のブログでも紹介されています。
さすがに、わかりやすいです!
→ http://blog.goo.ne.jp/zevex/e/9e8a2bd8ad9d8549f9b1c1c038564a4f

一部、転載させていただきます…

> 「そんなに走ってどうするの?」とサブタイトルにあるように、
> この旅の本当の目的は、電気自動車の連続走行可能性を示すことではない。

> 自動車に求められる必要充分な資質とはなにか? を、
> バイアスを外した、バランスの取れた眼で見つめ直す機会を創造することが、
> このアタックの核心だ。

どうやら、昨日、僕がここで書かせていただいた、
「ユーザーは、これまでのクルマの価値観にとらわれすぎているんじゃないか。」
という疑問に対する回答が、このチャレンジの先に用意されているようです。

その答えは、きっと僕らの明るいクルマ生活にも、つながっているのでしょう。

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夢野忠則/プロフィール
クルマ馬鹿サイト「BACCARS」主宰、NPO法人ココロードプロジェクト 理事。
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2009年11月12日 (木)

100年に一度の幸せ

最近のクルマは夢がないとか、面白くないとか、若者のクルマ離れとか、
クルマについて、あまり明るい話題を耳にしないように思いますが…

ホントに、クルマは“つまらない”のか?

クルマを取り巻く状況が、100年来の大変革を迎えようとしているときに、
実は今ほど、クルマが劇的に面白い時代はないのかもしれません。

まさに、100年に一度の機会じゃないか。

もしかしたら、僕らユーザーが、“これまでのクルマ”(の価値観)に
とらわれすぎているんじゃなかろうか。  クルマ馬鹿を筆頭として…

ガソリン車と比べて電気自動車は、1回の充電で150キロしか走れない、
8時間も充電しなきゃならない…  だから、実用的ではない…

そもそも、ガソリン車と比較することに、どれほどの意味がある?

Aimg

クルマが、電気だけで150キロも走る! しかも、ひと晩充電するだけで!

すごいことじゃないですか!
だから、電気自動車に切り替えるべきである、と主張したいのではありません。

電気自動車と比べてガソリン車は、燃料費がかかる、環境にやさしくない…

けれども…

Bimg

クルマで、いつでも、どこまでも自由に走ることのできる歓びを満喫できる!

つまりは、内燃機関のクルマだろうと、電気自動車だろうと、
いつの時代にも、クルマは、僕らの暮らしを明るく照らしてくれるのだ。

大切なことは、みんなが、その明かりを見失わないことじゃないか。
付き合い方や、楽しみ方を誤らないことだろう。

ガソリン車だって、ハイブリッド車だって、電気自動車だって…
好きなクルマを自由に選べる幸せな時代に、僕らは今、暮らしている。

最新型のクルマにだって、旧いクルマにだって乗れるんだ。

だったら、その幸せを楽しまない手はない。 次は、100年後だよ。

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2009年11月10日 (火)

4WD電気自動車冒険家!

日本EVクラブ広島支部、TOMOさんのご紹介で、
京都の鈴木一史さん、という方とお知り合いになることができました。

鈴木さんのお名刺の肩書きは、自動車環境問題NGO「ZEVEX」の代表、
そして、「4WD電気自動車冒険家」。
EVコンバートされたジムニーで、日本中を走り回っていらっしゃいます。

Aimg

さて、ここで問題です。  「4WD」と「EV」を結ぶ、キーワードは?

はい。 答えは、「環境」ですね。

もともと四駆乗りだった鈴木さん、荒野を駆け巡り、自然と触れ合いながら
クルマと自然環境との共存、というテーマにたどり着かれたのだそうです。

なにごとも、まずは行動!の鈴木さんは、
さっそく愛車ジムニーのEVコンバート作業をスタート。1999年のことです。
今から10年も前に、「4WDをEVに」と発想されたこと自体に驚きますが、
約1年かけてジムニーEVを完成されてからの行動が、もっとすごい!

Bimg

主だったところだけでも…  まずは、2003年。
真冬の北海道サロベツ原野で、マイクロ風力発電機で電気を発電しながら
電力だけによる、積雪路の走行実験を実施。

2005年には、これまた厳冬期のサハリンにジムニーEVを持ち込み、
風車とソーラーパネルで電気を発電しながら、間宮海峡の横断に挑戦…

2007年から2009年にかけては、ジムニーをプラグインハイブリッド車に改造し
北海道は宗谷岬から、鹿児島の佐多岬まで、日本列島(3411.3km)を縦断!

Cimg

などなど…  まさに、4WD電気自動車冒険家!

そして、さらに!  鈴木さんの夢は…
「自然エネルギーで電気を発電しながら、電気自動車で南極点到達をめざす!」
という世界初の、壮大な計画へ…

「『人』も『物』も準備完了。 残るは『資金』だけですわぁ~! ガハハ!」
と、豪快に笑い飛ばされる鈴木さん。

「地球に負荷をかけないで、クルマが、なにを、どこまでやれるのか?
理屈をこねるよりも、ともかくチャレンジして実践してみようじゃないか!」

鈴木さんの人柄には、まわりを惹きつける磁石のようなチカラがある。
取り組んでいらっしゃることは大変なことだけど、それを実現できる源は、
常になにごとも明るく楽しもうとする、氏の前向きな姿勢にあるのではないか。

僕らは、冒険家ではない。
けど僕らが今、踏み込もうとしている「EV化時代」もまた、未踏の地なのだ。

理屈をこねるよりも、明るく前向きに楽しもうじゃないか。

「ZEVEX」のホームページ → http://www.ironbarcup.com/zevex/

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2009年11月 9日 (月)

目的ではなく、方法の問題

モーターで走るハイブリッド車や電気自動車(EV)は「静かすぎて危険」
だから「疑似エンジン音などの発音装置を義務づける」のだそうです。
(義務化の開始時期は、未定らしい)

先日の「日本EVフェスティバル」では、最新EVの試乗会も行われていて
たしかに、後ろから音もなく“忍び寄る”EVには気づきにくいものだなぁ、
ということは実感しました。 (前回の「動画編」参照

駐車場には、ずっと係員の「クルマ、通りま~す!」という声が響いていて、
かえって、うるさかったほどである(笑)

Aimg

「疑似エンジン音などの発音装置」は、耳の不自由な人のためかと思ったら
そうではなくて、目が不自由な人のため、なんですね。
目が不自由な方に、音で「クルマが近づいていること」を知らせるためには、
エンジン音などの「走っているクルマの音」が、いちばんわかりやすい、と。

国土交通省の計画によると、
「新車には発音装置を義務づけ、すでに使用しているクルマについては、
後付けできる装置の開発を促す。」 …のだそうです。

う~ん…   なんか、おかしくないですか?

目が不自由な方に、音で「クルマが近づいていること」を知らせる必要性は
もちろん、重々に理解できる。
できるけれども、だからといって、その方法が「疑似エンジン音」なのか?

そこが、引っかかる。  目的ではなくて、方法の問題だ。

クルマの“騒音”という課題が解決されることは、社会にとって進歩だと思う。
でも、今度は静かすぎて危険だから、という理由で「疑似エンジン音」を流す、
というのは、一歩進んで、一歩下がるみたいなもんじゃないか。

お偉いさんや優秀な方々がお集まりになって、検討を重ねての結論なのだから
僕のようなクルマ馬鹿が、なにを言っても“釈迦に説法”なんだろうけれども、
それでもやっぱり、おかしいものは、おかしい、と言っておきたい。

お釈迦さまに対して失礼かもしれんが、発想が安易すぎやしないか?
目の不自由な方を、社会全体で思いやるのは当然のことだ。
それを社会全体の課題としてではなく、「疑似エンジン音の義務づけ」という
クルマの問題として片付けんとする、その姿勢は、いかがなものか。

取り組むべきは、たとえ目や耳が不自由であっても安心して歩けるような、
たとえば、歩行者と自動車の通行帯をきちんと分けるといった方策であったり、
歩行者と自動車が、互いに気を付けあって共存していける社会づくりだろう。

それが、進歩ってもんじゃないか。 明るいクルマ社会は、その先にある。

いきなり三歩進め、とは言わん。でも一歩進んで、一歩下がって、どうする。
せめて、365歩のマーチで、行こうじゃないか。

そのための協力なら、みんなするさ。

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2009年11月 6日 (金)

日本EVフェスティバル(動画編)

この写真は、田舎道で、事故渋滞にはまって途方にくれている人たち...

Aimg

ではなくて...

「1時間ディスタンスチャレンジ」をゴールした後の、EV“レーサー”たちです。

ヨタハチから、軽トラまで...  なんと、バラエティ豊かなラインナップ(笑)

当日の模様を、どうぞ。

スタート前の静けさに、妙にドキドキしてしまうのは、僕だけでしょうか(笑)

あ、ボリュームを上げても、クルマの音は聞こえませんから、あしからず...

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2009年11月 4日 (水)

日本EVフェスティバル

昨日は、「第15回 日本EVフェスティバル」というイベントに行ってきました。
筑波サーキットで開催された、日本EVクラブ主催による、文字どおりのEV祭り。

会場には、実にバラエティ豊かな、手作りコンバートEVが...

Aimg

Bimg

・日本EVフェスティバル2009 → http://www.jevc.gr.jp/festival2009/

みなさん、それぞれに、新しい“旧車”を楽しんでいらっしゃいます。
現状のEVにおける課題は、なんといっても、バッテリーの性能と重さ、でしょうか。
ほとんどのコンバートEVは、鉛密閉式のバッテリーを“山積み”状態...

高出力を得ようとすれば、重たくなり... 重たくなると、走行性能は落ちるし...
軽くて高性能なリチウムイオンバッテリーは、まだまだ高価なようで。

つまりは、こういうことに...

Cimg

だから、みんなでEVを買って、バッテリーの需要を上げて販売価格を下げよう!
と大会パンフットで、代表の舘内端氏が呼びかけていらっしゃいます(笑)

三菱の「i-MiEV」にしても、車両価格の約半分はバッテリー代らしいですぜ。

いろんなプログラムが催されてたけど、一番面白かったのは、
メインイベントの「コンバートEVによる、1時間のディスタンスチャレンジ」。

筑波サーキットの1周2kmのコースを、1時間で何週できるか、という“レース”。
24台もの手作りコンバートEVが、かぎりなく、静かな戦いに...

Dimg

スタート、1分前...  30秒前...  5秒前...  
シグナルがグリーンに変わると同時に、各車一斉に...  音もなくスタート(笑)

F1のスタートシーンを想像しては、いけません。
耳栓なんかしてると、せっかくの和太鼓の生演奏が聞こえなくなってしまいます。

まさに、これがホントの“モーター”スポーツだぜ。

最初の頃は、各車、順調に周回を重ねていたけど、タイムアップが近づいてくると
燃料切れならぬ、電池切れ...   なかには、亀のような速度のクルマも...

そんななかで最初から最後まで、軽やかに、速やかに周回を重ねて優勝したのは、
ニッケル水素バッテリーを搭載した、ダイハツ有志チームの「コペンEV」。
手作りボックスカートレースで、スーパーアグリチームが優勝したようなものか?

それでも、そんなことに目くじらを立てることもなく、参加者のみなさんは、
自分たちで製作したEVの走りを、それぞれに、楽しんでいらっしゃいました。

他車と勝負を競う、というよりも、自分たちのクルマをいかに走らせるか...
EVレースは、まるで、数学のテストにチャレンジしているような、そんな感じ...

それだったら、僕らにだって...

Eimg

というわけで、一緒に「EVというクルマづくり」を楽しんでみませんか?

クルマに興味がある方、できればクルマの整備経験がある方、電気の構造がわかる方、
製図の経験がある方、電気自動車や環境問題に興味がある方...

もしもご興味のある方は、ココロードプロジェクト「旧車EV化再生計画」係まで、
メールにてお問い合わせを。スポンサーとなってくださる法人、個人の方も大募集!

・ ココロードプロジェクト「旧車EV化再生計画」係 → tantou@kurutabi.jp

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2009年11月 2日 (月)

旧車EV化再生計画

旧いクルマをEV化することで、もっと乗り続ける、もっと楽しむことができたら。

あるいは「EVというクルマづくり」そのものを楽しんでみる、また、作業を通じて、
EVのことを学んだり、環境やエネルギーのこと、EV社会の課題とか、可能性とか、
そうした、いろんなことを考えてみる機会になったら、と思っています。

エコカーか、否か。 ガソリン車か、電気自動車か。 新しいか、旧いか。
そんな風に、なんでも、かんでも、“二車択一”のこととして考えるのではなくて、
クルマには、それぞれに良さはあるわけで、その良さを“消す”のではなく“活かす”
ためにこそ、テクノロジーというのは存在するのではないか、と思うわけです。

クルマ馬鹿、としてはさ。

なにはともあれ、これからはEVの時代であ~る! と言われて、うなずいみても
わかったようで、よくわかってないでしょ?  EVのこと。(僕は、わかってない)

だったら、まずは自分たちの手で「EVコンバート」にチャレンジしてみようぜ、と。
そしたら、いろんなことがわかったり、見えてきたりするんじゃねぇのか、と。
で、せっかく取り組むなら、実用車より大好きな旧車の方が楽しいじゃんか、と。

それが、ココロードプロジェクトの「旧車EV化再生計画」の全貌です。

Aimg

とはいえ、クルマ馬鹿においては、それなりのキャリア(?)を積んできた夢野も、
相手がEVとなると、まったくの素人なわけで...  まずは、予算が無いなかで...

●EVコンバート手術を施す「ベース車両」を探さねばならない...
●作業を手伝ってくれる「仲間」を募集しなければならない...
●作業できる「場所」を確保しなければならない...

“ねばならない”だらけの状況の中で、準備できているのは「やる気」だけ...

とりあえず、やる気さえあればなんとかなるさ、と思いながら、ここまできて
そろそろ、具体的に進めないと、この先はどうにもならんぞ、という...

ちなみに、来年3月の車検取得を目指しております、はい...    無謀か?

ベース車両については、どうやら最適な、楽しいクルマが1台、確保できそうです。
(契約が済んでいないので、まだ、正式には発表できませんが...)
場所については、いろんなところに相談しているところ。 指南役も含めて。

つきましては...

ここで、一緒に「旧車EV化再生計画」に取り組んでくれる仲間を募集したいのです。

クルマに興味がある方、できればクルマの整備経験がある方、電気の構造がわかる方、
製図の経験がある方、電気自動車や環境問題に興味がある方...

一緒に「EVというクルマづくり」を楽しんでみませんか?
詳細については、あらためてご案内させていただきますが、もしもご興味のある方は
ココロードプロジェクト「旧車EV化再生計画」係まで、メールにてお問い合わせを。
もちろん、スポンサーとなってくださる法人、個人の方も大募集です!

◎ココロードプロジェクト「旧車EV化再生計画」係 → tantou@kurutabi.jp

自分たちで来春の車検取得をめざす、EVコンバート作業の模様(悪戦苦闘日記?)は、
このブログで随時、ご報告していく予定です。  お楽しみに!

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text by 2009.11.02 | | 固定リンク

2009年10月30日 (金)

たとえば、こんなEV

昨日から3日間、東京ビッグサイトで開催されている「2009東京トラックショー」
というイベントに行ってきました。 トラックを見に行ったわけではありませぬ。
ショー会場の一画で催されている「EVイベントコーナー」へ。

そこには、こんなクルマが展示してありました。

Aimg

クルマ好きなら、思わず立ち止まってしまう英国車、モーガン(1976年式)。 
なんで、こんなクルマが、EVイベントに?   だって、このお方...

なんとEVコンバートされた、電気自動車なんです。

Bimg

ボンネットの中は、モーターと、バッテリー。  なので、スカスカです。
ちなみに、本来のモーガンのエンジンルームは、こんな感じ...

Cimg

どちらが、壊れやすそうですか(笑)

このモーガンは、石川県のとある町で、長い間、不動車として放置されていた車両を、
オーナーさんが、どうせ復活させるなら、とEVコンバートされたのだそうです。
(実際に作業を行ったのは、地元の企業さんです。)

まさに、「趣味」としてEVが、ここにありました。 上の写真でもわかるように、
一般的なエンジン車と比較すると、EVは圧倒的に構成部品の数が少なくなります。
つまりは、それだけ故障するリスクも少なくなる、ということ。

特にモーガンのような旧い英国車を維持しようとすれば、それなりの覚悟が必要。
もちろん旧車を修理しながら乗り続けることも、楽しい趣味には違いないけど、
EVコンバートによって、30年も前のクルマを気兼ねなく走らせることができたら、
それはそれで、また違った旧車の楽しみ方の選択が増えるわけで...

Dimg

見た目の味わいは、そのままに... (メーターは、電圧計に)

クルマは飾っておくものではなく、走らせて楽しむもの。
そのためのひとつの方法の提案が、「旧車EV化再生計画」なのであります。

Eimg

さぁて、どこから始めるかな。

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2009年10月29日 (木)

楽しみや、趣味のためのEV

これからも、僕らの明るいクルマ生活を持続させていくために、
「環境」だけでなく、「楽しみ」や「趣味」のためにEVを考えてみたい...

と昨日、書いたけど、実はその夢というか、構想については、一年ほど前から
僕の頭の中にはあった。 その時に考えていたことは、こういうことでした。

・夢野忠則のクルマ馬鹿で結構!(2008年10月28日のブログ)

→ http://www.baccars.com/modules/wordpress0/index.php?p=709

上の計画については、相談したポルシェ屋の頑固オヤジから、
「音もなく走るポルシェなんて、ポルシェじゃねぇ!」と、あえなく却下され...

そりゃそうだよなぁ、でも...  と思いつつ、悶々とした日々を送っていた時に、
広島で、「デロリアン」のEV化に挑戦しようとしている方がいらっしゃる、
という情報をキャッチしまして。

・デロリアンEV化計画  →  http://delorean.tumblr.com/

「デロリアン」とは、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のなかで、
未来へも過去へも飛んでいってしまうタイムマシンとして登場する、あのクルマ。

ステンレスむき出しのシルバーボディ、近未来的なガルウイング...
まさにEVコンバートのベース車両としては、これ以上ないくらいのインパクト!

今では見事に完成し、取材(海外からも!)に、イベントに、と大忙しです。

Aimg

この魅力的な計画を主宰されたのは、“TOMO”さん(日本EVクラブ広島支部)。
ブログを通じて連絡をとりあい、氏が上京される折に、何度かお会いして...

TOMOさんは、僕に、こうおっしゃった。

「私が、デロリアンをEV化しようと思い立ったのは、エコとか、なんとかよりも、
まずは大好きなデロリアンに、ずっと乗り続けていたかったから、なんですよ...」

「動力源を電気に変えたら、CO2削減が叫ばれる時代になっても乗り続けられるし、
しかもボディをそのまま活かせば、買い換えるより、よっぽどエコじゃないか...」

「環境」だけでなく、「楽しみ」や「趣味」のためにEVを考えてみたい...
そう思っている人が、僕のほかに、広島にもいらしたわけです。

TOMOさんとの出会いがなければ、この企画もスタートできなかったかもしれない。

どんな企画かって?

これから始まる、明るいクルマ生活研究所の「旧車EV化再生計画」さ。

※写真提供:デロリアンEV化計画

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2009年10月28日 (水)

エコのために、我慢するのはイヤだ!

と思うのは、“エゴ”ですかね?

環境(エコ)なんて関係ない、どうでもいい、と言いたいのではないです。
僕だって、子どもたちの未来に対する責任は重く感じております。けれども...

だからといって、そのために、好きなクルマをあきらめたり、我慢せねばならぬ、
ではなくて、エコな時代のなかにあって、どう明るいクルマ生活を楽しんでいくか...
そう考えた方が、環境のことも他人事ではなくとらえられるのではなかろうか。

なによりも、まずは自分がそれを楽しめなければ、持続もしないでしょう?
エコにつながる、エゴもある。

前回、乗り換えるのもエコなら、乗り続けるのだってエコだろう、と書きましたが、
「明るいクルマ生活研究所」としましては、そのためのひとつのアイデアとして、
手づくりによる「EVコンバート」という試みに挑戦してみたい、と考えています。

最近、ちょくちょく耳にする「EV」とは、Electric Vehicle(電気自動車)のこと。
「EVコンバート」は、簡単に言ってしまえば、普通のクルマのエンジンを降ろし、
代わりにモーターとバッテリーを載せて電気自動車に改造してしまうこと、です。

「EVコンバート」(それによって生まれ変わった“コンバートEV”)については、
「日本EVクラブ」のHPに詳しく紹介されています。 → http://www.jevc.gr.jp/

Aimg

クルマが旧くなったからといって、スクラップにする(我慢する)のではなく、
「EVコンバート」で新たな命を吹きこみ(再生し)、乗り続けることができたら...
なんだか、クルマとの新しい関係や、さらなる楽しみ方が生まれてきそうです。

テクノロジーは、いつでも、人のココロにつながっていてほしい。

「環境」や「財布」だけでなく、「楽しみ」や「趣味」としてEVを考えてみたい。

これからも、僕らの明るいクルマ生活を持続させていくために...

いざ、「EVコンバート」に挑戦!

と言ってはみたものの...  いったい、なにからやれば、いいのやら...

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text by 2009.10.28 | | 固定リンク

2009年10月27日 (火)

乗り続ける、というエコだってある

と、思うのですが、どうでしょう?

あ、はじめまして。 わたくし、「ココロードプロジェクト」の夢野忠則と申します。
突然ですが、このたび「明るいクルマ生活研究所」なるものを開設することになりました。
ひとつ、よろしくお願いいたします。(ココロードプロジェクトについては、おいおい)

さて、今回の「乗り続ける、というエコだってある」というタイトルについて。

みなさんは、どう思われますか? CO2を削減していくために、経済的なことも含めて、
みんなでエコカーに“乗り換えよう”という意見について、否定するつもりはありません。
けれども、乗り換えるということは、それまで乗っていたクルマを“捨てる”ということ、
さらには、新たにクルマを“製造する”ということであって。

そこには、廃棄するための、あるいは製造するためのエネルギーだって費やされるはず。
「MOTTAINAI」という概念との整合性は、どうなん? そう思ってしまうわけです。
自動車メーカーさんのご都合やら、なにやら、いろいろな事情はあるにせよ…

クルマが大好きなクルマ馬鹿としては、声を大にして、つぶやいてみたい。
乗り換えるのがエコな行いなら、いつまでも乗り続けることだって、エコだろう、と…

Aimg_2

では、クルマを取り巻く情勢が、劇的に変化しようとしている、今の時代にあって、
大切な大好きな愛車に、これからもずっと乗り続けていくためには、どうする?

エコかどうか、というよりも、なによりも、クルマ生活を楽しみ続けるために。

そのための方法を考え実践してみようじゃないか、ってのが本研究所のテーマでして。

その具体的なプランについては、次回から…

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text by 2009.10.27 | | 固定リンク




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